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今一番輝いている本屋「ヴィレッジ・ヴァンガード」とは?
奇跡の書店。
「これをBGMにして落とせなかったその女性はあきらめなさい」のPOPはここ。
不況でも売上が好調なこの書店に行くと、現代の消費がどういうものかわかる。



「ヴィレッジバンガード」という本屋さんがあります。知っていますか?

私がよく行くのは吉祥寺店と下北沢店です。
吉祥寺店は東急百貨店の裏にあり、下北沢は本多劇場にあります。

すごく楽しいところです。
この本屋さんを体験すると、今の消費がどうなっているのかが、だんだんわかってきます。

(えっ? よけいにわからなくなったって。そうか〜、そういう人もいるんだなぁ)

この本屋さんは名古屋に本店があるのですが、
今どんどん売り上げを伸ばしている本屋さんです。
しかし、ビジネス書は一冊も売っていません。
文芸春秋などの雑誌や少年ジャンプも置いていません。
村上春樹や澁澤龍彦は売っていますが、池波正太郎や吉村昭は置いていません。
新刊の話題本に頼ることなく、独自の編集能力でMD(商品)をセレクトし見せ販売しているのです。

普通の本屋さんの粗利率は20%くらいなのに対して、ここは30%以上です。
本だけではなく関連グッズも売っていて、それが本同様売れています。

関連グッズの代表選手はCDです。ジャズ系のCDが充実しています。

ま、店名がニューヨークのジャズスポットと同じということや、
店の看板がジャズピアニスト、ソニークラークの名盤「クール・ストラッティン」の
ジャケットのイラストということから、オーナーがジャズ好きだということは明らかです。

他にも変なおもちゃやジッポのライター、Tシャツ、・・・etc.

生活にはまったく必要のない雑貨が所狭しと並んでいます。
これがまた楽しくて、すごく売れているのです。

ここで私にこの「ヴィレッジ・バンガード」を教えてくれた小阪さんの本から、
このお店の部分を抜粋してみます。


小阪裕司:著「ワクワクするビジネスに不況はない」<VOICE出版>から抜粋

「遊べる本屋」という肩音きをもっているショップなので一応は本屋なのだろうが、
どこから見ても、いわゆる「本屋」には見えない
(でも店内のものは、何でも図書券で買えるということなのでやはり本屋なのだろう)。

私自身、本店オープン当初からファンで、もう長いおつきあいをさせていただいている。

 ところでこのショップ、非常にユニークなショップではあるが、
マニアックな市場にとどまらず、大都市から人口5万人あまりの町で、
広く生活者の人気を博している、いま話題のショップでもあるのだ。

このショップの特筆すべきことは無目的な来店客が非常に多いということだ。

かく言ぅ私もそうだが、何となく行ってみたくなり、ちょくちょく足を運ぶ。

行ってみるとほしいものができてしまう。
結局購入してしまうのだが、その帰り道、何だかわけもなく満足している自分に気づく。

いまの世の中に、目的もなく行ってみたくなり、
その帰り道には妙に満足させられる、そんなショップがどれほどあるだろうか。

そう、ここにはいつも出会いと発見がある。

そしてつまりここは、ある種の「ひと」が「ワクワクするところ」なのだ。

 
さて、そのヴィレツジヴァンガードとはいったい、どのようなものなのかということだが、
言葉では表現しきれないものがあるので、
その本店(名古屋市天白区‥発祥の地)を写真とともに紹介していきたい。

<参考写真> vv001.jpg(98k) vv002.jpg(137k)

実はここは従来のショップではあまりおめにかかれない数々の超常現象がみられる。

そのいくつかをご紹介しておこう。

・ほかの書店ではほとんど売れていないのに、
 ここでだけやたら売れているという本が数多くある

・商圏が円形のいわゆる第1次商圏、第2次商圏にならない

・この規模のショップとしては極めて異例な超広域商圏をもっている

・(この規模にして)滞留時間が平均1人2時間くらいはある

・ヴィレツジ初体験の人をつれていって
 時間があまりないので数十分で帰ろうとすると怒られる(実話)

・店内で携帯電話で電話している来店客が
 ここを「何屋」か電話口で伝ぇらなくて四苦八苦する(実話)

・店内で携帯電話で電話している来店客が、
 「今日ひまだったからちょつと来てみたの。今度はちがうヴィレツジへ行ってみたの」
 などと話している(実話)

・見て回るうちにいろいろと、ついほしくなってしまい、
 そのままいくつかの商品をレジへ持ち込み、
 お金が足りないことに気づいてあわてている客がいる(実話)

・昨日ヴィレツジへ行って数々見て回わったあげく、
 しこたま買い込んだのに、また今日行くと、またまたほしいものができてしまい、
 気がつくと買っている(97年9月、私、および同行者)




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