ゲノム編集の可能性|一番人間を殺している生物は「蚊」

一番人間を殺している生物は「蚊」

知っていましたか?
人間を一番多く殺している生物って、熊やワニなどの猛獣じゃなく、「蚊」だってこと。
マラリアやデング熱などなど病気を媒介しているからね。
地球上で年間、100万人の人が蚊に刺されて死んでいるんです。

でもね、今遺伝子を操作する「ゲノム編集」で、マラリアを持たない蚊を作り出していて、もしこの蚊を世界に放したら、2~3年でマラリアがこの世からなくなるんだそうです。
それはいいことかもしれません。
だって100万人規模で命を落としている病気ですから。

でもマラリアを媒介する蚊が絶滅したら、生態系のバランスはどうなるんでしようね。
それもちょっと心配になります。

ゲノム編集の可能性

AIやロボットの進化もとっても興味あるけど、このゲノム編集もとっても興味あリマス。
すごいです。
恐るべし「ゲノム編集」

以前はこの技術が難しかった。
遺伝子組み替えなどは、遺伝子に力を加えたり、放射線を当てたりしてかなり偶然の要素に頼っている部分が多かったらしいです。

ところが近年クリスパーキャスナイン(CRISPR/Cas9)という技術が開発されて、実用化されるようになってきています。

クリスパーキャスナインというのは、ゲノムの目的の場所に特定の遺伝子を挿入したり、特定の遺伝子の働きを停止したりといった操作を、簡単、迅速、正確、高効率に実施する技術なのです。

例えば養殖している鯛を、この技術でゲノム編集して、筋肉量が多い個体を作り出している。
簡単に言うと、普通の鯛よりも食べられる部分が1.5倍くらいになった鯛を養殖している。
牛や豚にも応用実験されていて、美味しい肉がたくさん取れる個体になる。
そうしたら食糧難ということは起きないわけです。

さらにすごいのは、医療が変わるということ。
遺伝子治療が正確にできるようになる。
自分の細胞を取り出し、特定の遺伝子だけを改変して、また体内に戻すという遺伝子治療がより正確にカンタンに低コストで、できるようになる。

この技術でエイズや白血病や筋ジストロフィーなどの難病の治療に使えるよう、世界中で研究がされています。
もう少ししたら、難病も難病でなくなるかもしれません。
より広域な疾病を、より安価に、よりカンタンに治療できる時代になる。

さらに自分や配偶者が遺伝子疾患を持っていて、それが子供に引き継がれるのを恐れて、子供を作れない人もいます。
そういう人には確実にいいことになる。
受精直後の杯にゲノム編集をすることも可能ですから、生まれてくるべき子供の遺伝子を操作することができるわけです。

でもその反面、いわゆる「デザイナーベイビー」も誕生させることができるのです。
これは倫理観の問題になってきますよね。
例えばあなたの子供が世界のトップ科学者の頭脳の遺伝子を持っていて、同時に世界のトップアスリートの遺伝子を持っている。
そんな遺伝子を持って赤ちゃんだって可能なのですから。

そういう未来は素晴らしい未来なのか、それとも暗い未来なのか。
それを判断するのは、あなた自身です。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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