LCCが登場してきたコトと「情報化社会」は関係がある。人は情報不足だと興味をもたない。

LCCが台頭している

先週は飛行機に乗る機会が多かった。

ボクはいつも全日空を選びますけど、最近はLCCもたくさん参入してきて、安い航空券もありますよね。
LCCがたくさん出てきた背景は、今の時代とすごく関係があると思うんです。
特に「情報化」ということで見てみると、面白い。

LCCをいまさら説明する必要はないと思うけど「格安航空会社」のことです。
英語の「Low Cost Carrier」その頭文字から「LCC」(エル・シー・シー)と呼ばれています。
従来の航空会社で行われていたサービスを簡素化、運行の効率化、運行費用の徹底した削減などで低価格の運賃を実現しているわけです。
消費者にとっては、選択肢が増えることはいいですよね。

羽田に駐機していたAIR DO機

羽田に駐機していたAIR DO機

有名なところだと、アジアを拠点とするエアーアジア。
この会社は独立系のLCC。
オーストラリアのカンタス航空系のジェットスター航空も有名ですね。
ピーチとか、エアドゥとか、スカイマークなんかも、ある意味LCCと言ってもいいかも。

そういう状況と、今の情報化社会は関係がある。

人々は情報が少ないと、興味をもたない。

インターネットが普及して、スマホが普及して、誰もが情報化の恩恵を受けている時代です。
情報量がものすごく多くなって、ボクらは、自分の家にいながら、例えば地球の裏側で起こったこともライブで見ることができるようになった。
あるいは、中東で起きている悲劇的なコトもリアルに感じることができる。
先日行われた、アメリカ最大のスポーツイベント、NFLのスーパーボウルもリアルタイムで見ていました。
夜中、Instagramを見ていると、リアルタイムに美しい世界中の夕焼けが次々と見られます。
フィジーの海の夕焼け、パリの街角の夕日、アメリカの雄大な日没・・・

インターネットや映像、通信など、デジタルの発達によって、たくさんの情報がリアルタイムで手に入るようになってきたということ。
リアルタイムで見て、それに興味を持つようになると、「実際にそこに行ってみたい」と思う人がたくさん出てくるようになります。
興味を持つことによって
さらに深く知りたい、あるいは、実際にその場に立ち会ってみたい。
そういうふうに思う人がたくさん出てくる。

LCCはその要請だと思う。

手軽に世界中を移動することができる。
そういう人々の潜在的なニーズに応えて登場してきた。
そういうこと。

人は、情報が少なすぎると、興味を持ちません。
情報を知ると、それに興味がわいたり、もっと深く知りたくなるのです。

だからあなたの商品やサービスも、情報が足りないと、欲しいと思われないということです。
あなたのお客さまになる人が、どういう情報に興味があるのか、それを考えて、発信しましょう。

飛行機が新幹線やバスみたいになる

飛行機に乗ることが特別な行事ではなくなる、そういう時代になってきている。
いずれ、飛行機が新幹線やバスと同じ感覚になるんじゃないかな。
たとえば、東京から新大阪まで新幹線に乗るとき、出発1時間前までに東京駅に乗って、お土産を買ったり、コーヒーを飲んだり、本を読んだりして時間をつぶして、じゃあ、そろそろ新幹線が来るから行こうか、なんていうことはあまりしません。
3分ぐらい前にホームに駆け上がって、ああ、間に合った~、なんていうこともあるぐらいですから。
でも飛行機って、けっこう搭乗する前まで時間に余裕が必要です。
いろいろと難しいこともあるけど、飛行機が新幹線のようになったらいいですよね。

福岡から帰ってくる飛行機の中で考えていたのは、概ねそんなことです。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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