人々はあなたの言いたいことなんか聞きたくない。自分が知りたいことが聞きたい。

人間は自分に関心ないことは目に入らない

あなたが広告や販促、ブログで人々に注意を惹いてもらうために、何がなんでも最初に考えなければならないことは、
「相手は何に関心があるか?」
そういうこと。
これはとっても大切なことです。

なぜかというと、人間は自分に関心のないことは、目に入らないから。
これは脳科学で明らかになっていることです。
関心のないものは目に入らない。

「脳が、関心ないものは見ないようにしている」といったほうが正確かもしれません。

たくさんの情報がありすぎて、すべての情報に注意を向けていると、脳がおかしくなってしまうので、自己防衛本能で情報を取捨選択しているってこと。
関係ない情報は見ないようにするってことです。

たとえば、ペットを飼っている家庭では、自宅の近くにある、ペットショップ、ペット病院、ペット美容室、ペットホテルなどが、どこにどういうものがあるかだいたい把握しています。
ところがペットを飼っていない家庭は、近くにそういう種類の店があるのにも拘わらず、知らないのです。
関心がないから、あっても目に入ってこないってことです。
ずっと犬や猫を飼ったことのない人が、飼い始めると、近所のペット関連の施設に気づくようになる。
そういう話しはよく聞きます。

人間は関心のないものは目に入らない。
そういう脳の構造をもっているのです。

ゴルフが好きな人は、町でゴルフショップを見たら「ああ、ゴルフショップだな」って認識しますが、ゴルフに関心がない人は、たとえゴルフショップの前を歩いていても、ゴルフショップとは思わないってこと。
だって、関心がないから。

だったら、広告や販促で成果を出したかったら、キャッチコピーはターゲットが関心あることを書くってこと。
ブログをたくさんの人に読んでもらいたかったら、タイトルには、あなたが伝えたい人が関心あるタイトルにすることが大切ってことです。

人々はあなたの会社の「ビッグサマーセール」になんて関心がないのです。
「クリアランスセール」なんて関心がないのです。
あなたの商品のことなんて聞きたくない。
それよりも自分の関心のあることを知りたいと思っているのです。

だからあなたが言いたいことよりも、人々が知りたいことを書くことが肝心なんです。

ターゲットに呼びかけるキャッチコピーは伝わる

「0.5秒以内にキャッチできるか?」
広告のコピーを作るときには、常にそういう視点で考えることが大事です。
たくさん溢れている広告の中から、見てもらうためには、本当に0.5秒くらいが勝負っていっても過言ではありません。
注目されなかったら、そもそも見てもらえないんですから。
見てもらえていないものが、売れるわけありません。
だから、ぱっと見て、注目してくれるかどうか、これって重要です。

じゃあ、どうして人は、「注目」するか?

さまざまな理由があります。
そのなかで今日の前半に書いたことに関連すもの。
それは「自分に関係するものかどうか?」ってこと。

人はいつも自分が中心です。
いい悪いの話じゃなく、常に自分を中心に周りが回っているのです。
ですから、自分に関することであれば、注目してもらえます。

大勢の人がいる場所、たとえば空港や駅などで、後ろから自分の名前を呼ばれると、自分のことだと思って振り向きます。
先日も沖縄の空港で飛行機を降りて、歩いていたらいきなり「藤村せんせい~」って呼ばれました。
すぐに振り向くと、ボクのセミナーに参加してくれたことのある人でした。
これが「佐々木せんせい~」だったらまったく気に留めません。
聞こえていないかもしれない。
自分に関すること、自分の名前だから、ドキッとして振り向いたわけです。

だから、キャッチコピーに困ったら、ターゲットに呼びかけてみるといいわけです。
あなた関係があるんですよって呼びかける手法です。

たとえば

「今すぐ、やせたい方に!」とか
「仕事を休めず風邪を早く治したい方へ」とか
「バスをお待ちのお客さまへ」とか

伝えたい人を明確にして、ダイレクトに呼びかける。
「ターゲットに呼びかける!」ってことです。

以前入っていたダイエット茶のチラシ ターゲットに呼びかけるコピー 商品はどうかわかりませんが、よくできたチラシです

以前入っていたダイエット茶のチラシ
ターゲットに呼びかけるコピー
商品はどうかわかりませんが、よくできたチラシです

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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