
生まれた時からスマホと一緒
時代が変わった、という言い方では少し足りないかもしれません。
むしろ、世界の「感じ方」そのものが変わってしまった。
そう言ったほうがしっくりきます。
いまの15歳から30歳前後、いわゆるZ世代と呼ばれる人たちは、生まれたときからインターネットがあり、スマートフォンがあり、SNSがありました。
彼らにとって情報は「探すもの」ではなく、「流れてくるもの」です。
そして、その中心にあるのが動画です。
英会話を学ぶのも、料理を覚えるのも、歴史を知るのも、まずはYouTubeやTikTokを開く。
検索より先に、動画がある。
テキストより先に、体験がある。
この順番の変化は、想像以上に大きい。
コロナ禍でその傾向はさらに強まった
家にいる時間が増え、SNSは単なる暇つぶしではなく、生活の一部になった。
人とつながる場所であり、学ぶ場所であり、遊ぶ場所でもある。
つまり、SNSは「空間」になったのです。
だからこそ、これからのマーケティングは、そこにどう存在するかが問われます。
広告として割り込むのではなく、その空間の中で自然に息をするように存在できるかどうか。
ここが分かれ道になります。
動画で発信する
シンプルに言うと
動画とライブ配信を中心に据える。これを中核にする。
ただ、それだけです。
でも、ここで大事なのは「動画をやること」ではありません。
もっと本質的な話です。
どんな動画なのか。
それは「楽しい」「ためになる」「創造力を刺激する」。
この3つが重なったものです。
ただ面白いだけでは流れていく。
ただ役に立つだけでは記憶に残らない。
そこに少しの驚きや発見、そして「自分もやってみたい」と思わせる余白があると、人は動き出します。
なかなか、難しいけどね。
そしてもうひとつ重要なのは、拡散の前提です。
これからは「広げてもらう設計」がなければ届きません。
いいコンテンツを作れば勝手に広がる、という時代ではない。
人が誰かに見せたくなる理由を、最初から仕込んでおく必要があります。
コメントしたくなる。
シェアしたくなる。
真似したくなる。
そういう余白を意図的につくる。
これが、いわゆるUGCを生む設計です。
PDCAじゃなくPDDDDDD…CA
忘れてはいけないのがスピードです。
完璧な企画を練ってから動くのではなく、まず出してみる。
反応を見る。
違ったらすぐ変える。
この「テストして学ぶ」というサイクルを、どれだけ軽やかに回せるか。
ここに勝敗が分かれていきます。
PDCAじゃなく、PDDDDDD…CA。
ともかくたくさん行動して、時々チェック、改善。
TikTok、YouTube、Instagram、X(旧Twitter)、Facebook。
それぞれのプラットフォームには性格があります。
動画の長さも、見せ方も、空気感も違う。
だから同じ内容でも、その場に合う形に調整する必要がある。
ライブ配信も同じです。
決まった時間に人が集まるということは、それ自体が「関係性」をつくります。
リアルタイムでのやりとりは、編集された動画にはない熱を生む。
ここに、これからの強さがあります。
では、何を指標にすればいいのか。
再生回数だけでは不十分です。
最後まで見られているか。
コメントがついているか。
シェアされているか。
どれだけ「関わり」が生まれているか。
数字は、ただの結果ではありません。
次の一手を決めるヒントです。
だからこそ、見て終わりではなく、必ず改善につなげていく。
関係性を構築することを目的にする
動画とライブ配信を軸にする。
そして、やりながら変える。
シンプルですが、実はとても本質的です。
これからの時代は、「何を発信するか」以上に、「どう関わるか」が問われます。
一方通行の情報ではなく、関係が生まれる発信へ。
その入り口が、いまは動画であり、ライブなのです。
藤村 正宏
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