自分の感情の奴隷になるな! できるビジネスパーソンの重要な能力

「こんにちは。40代男性です。藤村さんの知り合いから藤村さんは絶対にイライラしないって聞いたんですが、本当ですか? 私はいつもイライラしてしまいます。部下にイライラ、家族にイライラ、ついつい感情的になってしまいます。どうしたらいいか自分でも悩む。イライラしないためにどうしたらいいですか?」

まず、僕がイライラしないというのは、それは嘘です。確実に嘘。
僕もイライラしてしまうことありますよ。そりゃ人間だからね。
その後の、対処の仕方が違うっていうのかな。

僕はすぐに、「これって自分のせいだな」と思うことにしている。
イライラするのは自分のせいだ。他人じゃなくてね。
もう一つは、「こんなことでイライラするなんて、なんてちっちゃい人間なんだ」って思うようにする。

そんな話を書きました。

自分の感情の奴隷になるな

ビジネスパーソンにとって、これからの時代に最も問われる能力は何かと聞かれたら、僕は迷わずこう答えます。
「感情の扱い方」です。

スキルでも、知識でもない。
もっと手前にある、人間としてのあり方の話です。

仕事をしていると、必ずイライラする場面に出会います。
遅刻してくる人。
会議中にスマホが鳴る人。
急に距離感を間違えてタメ口になる人。

実はこうした些細なことが、一番ストレスになる。
大きなミスや致命的なトラブルよりも、日常の小さな違和感のほうが、じわじわと効いてくるんです。

でも、ここで一度立ち止まって考えてほしい。
そのイライラ、本当に相手が作っているのでしょうか。

答えは、違います。

イライラは、外側からやってくるものではなく、自分の内側で「生成されているもの」です。
同じ出来事でも、まったく気にしない人もいれば、強く反応する人もいる。
この違いは、出来事ではなく「解釈」にある。
つまり、イライラの正体は、「現実」ではなく「自分の認知」なんです。

だからこそ、仕事ができる人ほど、この構造を理解している。

イラっとした瞬間に、こう考える。
「あ、これは自分の反応の問題だ」と。

さらに一歩踏み込んで、「こんなことでイラつく自分、ちょっと小さいな」と笑える余裕を持つ。
これだけで、感情の暴走はかなり抑えられます。

そしてもうひとつ、見落としがちなポイントがあります。
それは「期待値」です。

人は、無意識に相手に期待しています。
時間通りに来るはず。
マナーを守るはず。
ちゃんとした言葉遣いをするはず。

この「はず」が裏切られたときに、イライラが生まれる。

でも冷静に考えれば、人は不完全な存在です。
ミスもするし、忘れもするし、空気も読み違える。
だから、最初から少しだけ期待値を下げておく。
「まあ、そんなこともあるよね」と思っておく。
このゆるさが、実は生産性を守る最大の武器になります。

完璧主義は一見ストイックに見えるけれど、実際にはチームの空気を悪くし、パフォーマンスを下げることが多い。
一方で、適度にいい加減な人のほうが、周りとの関係もよく、結果的に成果を出し続ける。

ここが気づいておくべき大きな分岐点です。

もちろん、だからといって何でも許していいわけではありません。
最低限のルールは必要です。

たとえば、
会議には時間通りに来る。
スマホはサイレントにする。
言葉遣いには気をつける。

こうした基本的なマナーは、チームの信頼を支える土台です。

大切なのは、
「ルールは守る。でも感情は柔らかく扱う」
このバランスです。

一つだけ実践してほしいことがあります。

今週、自分がイライラした瞬間を思い出してみてください。
そして、それをこう書き換えてみる。

何が起きたのか。
自分はどう解釈したのか。
別の見方はなかったのか。

この再解釈の習慣が、あなたの思考を確実に変えていきます。

AIがどれだけ進化しても、人間の感情まではコントロールしてくれません。
だからこそ、感情を扱える人が、これからの時代をリードする。

イライラしない人になる必要はありません。
イライラを扱える人になればいい。

それだけで、仕事も、人間関係も、驚くほど軽やかに回り始めます。

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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