「仕事って、いいなあ」って思える瞬間

限りある人生、悔いを残さないようにしたい

僕は、人生というものの儚さについて、時々考えることがあります。
人間は、まるで自分ひとりで生きているような錯覚にとらわれてしまうけれど、実際には、万物のつながりのなかで生かされている。空気も水も食べものも、誰かがつくったものも、みんな、自分の外側からやってきて、自分のいのちを支えてくれている。

だからこそ、仕事というものの本質も、「仕えること」──つまり、奉仕の心にあるのだと思います。
自分の得意なことや好きなことを、誰かのために差し出す。
その結果、誰かに「ありがとう」って言ってもらえるとき、ああ、仕事っていいな、って思える。

そんな循環こそが、仕事の原点じゃないかと思うのです。

仕事を楽しくするコツも、きっとそこにある。
「得る」ことばかりを考えると、苦しくなる。
でも、「与える」ことを考えたとたんに、世界の見え方が変わってくる。

人間は孤独に弱い生き物です。
でも、他者とつながり、誰かの役に立つことができたとき、そこに深いつながりと実感が生まれる。
それは太古の昔から変わらない、人間の本能的な願いのような気がします。

だから、僕は思うのです。
「ありがとう」と言われる生き方を選ぼう、と。
そうすれば、自然と仕事もうまくいく。
そして、人生も少しだけ、やさしくなる気がしています。

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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