畑はお世話しないとね
SNSは、畑とよく似ていると思うのです。
畑は、種をまいたらすぐに収穫できるわけではありません。
土を耕し、水をやり、日光を浴びせ、雑草を抜く・・・そんな日々の世話が必要です。
やがて芽が出て、花が咲き、実をつける。
そのとき初めて、収穫の喜びを味わえます。
SNSも同じです。
アカウントを作って数回投稿しただけで、すぐに人が集まるわけではありません。
日々の小さな発信や、他の人とのやり取りが、やがて信頼という芽を育てる。
「いいね」やコメントは、水や肥料のようなもの。
お互いに与え合うことで、畑は豊かになっていきます。
ただ、畑には雑草も生える。
SNSでも、時にはネガティブなコメントや、思わぬトラブルが起きることがある。
それを放置すると、せっかくの苗が弱ってしまう。
畑と同じように、余計なものは早めに取り除き、健康な状態を保つことが大切です。
さらに、畑は季節によって育つ作物が変わります。
SNSも、季節や時代によって求められる情報や雰囲気が変わります。
同じ種をまき続けても、うまく育たないときがある。
そんなときは、作物を変えるように、発信内容や切り口を柔軟に変えていくことが必要です。
そして何より、畑づくりで大事なのは「楽しむこと」です。
無理やりやらされている畑仕事は長続きしません。
SNSの発信も同じで、自分自身が楽しめる内容を投稿していると、不思議と人が集まってきます。
畑は、すぐに成果が出ないからこそ、時間をかけた分だけ実りが大きくなります。
SNSも、毎日の小さな積み重ねが、やがて豊かな収穫となって返ってくるのです。
The following two tabs change content below.

藤村 正宏
主宰 : エクスペリエンス・マーケティング
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

最新記事 by 藤村 正宏 (全て見る)
- SNSは畑に似ている 楽しんでお世話しよう - 2025年8月17日
- 体験や関係性のない広告の末路 香水だけのデートは失敗する - 2025年8月16日
- SNSマーケティングの秘訣は「個を出す」こと ラーメンの隠し味のようにね - 2025年8月14日