SNSの運用が残念なところは 肉しか出さないバーベキューみたい

SNS運用の最終的な目的は?

SNSの発信が「売り込み」だけになってしまうのは、バーベキューで肉しか出さないようなものです。

もちろん、バーベキューの主役は肉です。
ジュウジュウ焼ける音や香ばしい匂いは、人をワクワクさせます。
でも、肉だけが延々と出てきたらどうでしょう。
口の中は脂でいっぱいになり、箸も進まなくなります。

美味しいバーベキューには、野菜の甘みや、おにぎりのほっとする味、最後のデザートが欠かせません。
それがあるからこそ、肉の美味しさも引き立ち、食事全体が満足感に包まれるのです。

SNSでも同じことが言えます。
商品の紹介やキャンペーン情報は「肉」の部分。
確かに大事ですが、そればかりだと見る人はだんだん食傷気味になります。
そこに「野菜」や「デザート」にあたる投稿。
たとえば日常のエピソード、お客様とのやり取り、業界の豆知識やちょっと笑える話などなどを混ぜることで、発信全体のバランスが良くなります。

さらに、バーベキューで印象に残るのは、料理そのものだけではありません。
火を囲んでの会話や、誰かが焼いてくれる優しさ、青空の下で食べる解放感など、そうした体験がセットになって記憶に残ります。

SNSも同じで、「売る」だけでなく、「楽しい時間を共有する」ことがファンを増やします。

肉ばかりのバーベキューは一回で飽きますが、バランスの取れた食事は何度でも行きたくなります。
あなたのSNSも、そんな「また行きたい」と思わせる場にしましょう!

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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