お客様を巻き込んで楽しむ ますますそういうところが繁盛する

日帰り温泉のおもしろ事例

今月末に実施する「エクスマ名作事例セミナー」のために、過去のスライドや、過去の事例写真を見ていました。
そうすると、本にも書いていない、セミナーでも使っていない事例が、けっこうあることに気づく。

「ああ、これって面白いな〜」とか「この事例は今でも十分に通用するな」とか「紙媒体だけど、ネットにそのまま置き換えられる」とか。

それを動画にして、TikTokに投稿したりしています。
(まるでエクスマのベストアルバム3枚組のようなセミナーって塾生の若山さんが言ってくれた。参加してくれると嬉しいです、ここから詳細を見てね

以前コンサルしていた日帰り温泉施設でとても面白かった事例です。
日帰り温泉ですから、毎日仕事をして疲れているビジネスパーソンも多いし、忙しい自営業の人もかなり利用してくれます。
そういう人たちは、日帰り温泉に何を求めているか。

もちろんリラックスして、日頃の疲れをとりたい。
そして元気になりたい。
そういうお客様が多いですよね。
当たり前のことだけど。
ということは、日帰り温泉というのは、ただお風呂を提供しているわけではなく、心も身体も癒されて、また元気にしてあげるってことを提供しているわけです。

僕がコンサルしていた頃、そういうお客様に、心もリラックスして、元気になってもらおうと、脱衣所のロッカーの扉に工夫をしました。
100個以上あるロッカーの扉の裏に、元気になるメッセージを入れたのです。

「いいことは分けてあげるみんなよろこぶから」

「なるようになる。終わりよければすべてよし!」

「大丈夫!心配事の98%は取り越し苦労だから」

元気になるメッセージが隠れている

などなど、ロッカーの扉の裏にすべて違うメッセージを入れたのです。

疲れているお客様がお風呂に入るためにロッカーを開けると
心がほっとする
元気になる
そんなメッセージが目に入る。

遊びの要素を入れて、ロッカーでお客様とコミュニケーションしようと考えたわけです。
これはとても楽しかった。
お客様の評判もよかった。
クチコミも発生した。
だって、こんなことやっているところはどこにもないですから。

そして、何よりスタッフが楽しんでいた。
仕事に遊びの要素を入れてみると、みんな楽しいから、自主的に考えたり、面白がって仕事をしたり、雰囲気もとてもよくなります。

他にもこの施設では、月に一度、スケジュール表を印刷します。
それが施設の受付に置いてある。
このスケジュール表も、遊びの要素を入れました。

遊びの要素を入れたスケジュール表

例えばある年の12月のスケジュール表。
12月9日のところにはこう書いてある。

「鯨の日 私はクジラよりもイルカの方が好きですが、今日はクジラの日」

12月15日のところには

「イチゴの日 イチゴ味の飴プレゼント なくなり次第終了」

別に大した情報じゃないんだけど、なんだか読んでいるだけで面白くて、心がほっこりするのです。

双子の日に双子で来店するとドリンクプレゼントとか、ニワトリの日に唐揚げをオーダーすると唐揚げ1個プレゼントとか、みんなで面白いイベントを考えて、スケジュール表にしているのです。

まさにお客様を巻き込んで楽しんでいる。
遊びの要素をたくさん入れた日帰り温泉施設でした。

あなたの仕事にも、お客様を巻き込んで楽しむ、遊びの要素を入れてみる。
できるかできないか考えず、こうしたら面白いだろうな、こんなことできたら楽しいだろうな、そんなふうにみんなで考えてみましょう。
妄想するのは自由なんですから。
そこに、楽しく個性的になっていくヒントが出てくるのです。

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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