これからのビジネスで必要なこと 経営者は身近なことに感動すること

ささいなことで感動できる人って豊かだな

昨日の興奮さめやらぬ、朝です。
鈴鹿サーキットでのセミナー、結局8時間以上やっていましたが、パドックの見学などもあり、とっても面白かった。

フェラーリのシャツとキャップで講演

フェラーリのシャツとキャップで講演

100名以上の方が参加 石川さんの講演の様子

100名以上の方が参加
石川さんの講演の様子

最初に、鈴鹿でF1を見た時の「感動」を思いだしました。
圧倒的なスピードと爆音。
匂いや、祭りのような雰囲気。
同じコンテクストを持っている人たちとのコミュニケーション。
本当に感動でした。

表彰台も体験できた

表彰台も体験できた

昔から何度も言っていることですが、経営者やビジネスパーソンは、もっと感動しなきゃならないと思う。
ささいなことでも感動する心を持つことが大事。

美しい星空に遭遇したときに。
小さな花に出会った時に。
好きな類の音楽を聴いた時に。
心あたたまる物語を読んだ時に。
小さな子供のしぐさを見た時に。
大好きな人と会った時に。
面白いコンセプトの製品を体験した時に。
世界は、驚くほど感動に満ちている。
それは本当に感謝するくらい、たくさん見つけることができる。
感動することがあるかどうかが、これからのビジネスリーダーの成否の鍵になる。

ささいなことにも感動できる人って、心の質が高いって思う。

いつも怒っていたり、不平不満をもっていたり、人を批判したり、そういう人は心の質が低い人。
感動も薄く、人知の及ばない神や大きな存在に対しても、畏敬の念がもてない。
親、先祖に対しても、感謝することもしない。
そういう人は、他人の心も大切にしない。
他人の心を大切にしない経営者がやっている会社が、ビジネスで誰かをしあわせにできるなんて思えません。
世の中をよりよい方向に、導くこともできない。

だから些細なことでも「感動」するクセをつけることです。
いつも気にしないような身近な物事に、注意を向けてみましょう。
注意深くなると、たくさんの感動がある。

本当の感動はマニュアルやシステムでは作れない 底の浅い表面的な感動はできるかもしれないけど

「感動のサービス」とか銘打って、マニュアル通りに作られた「感動」があります。
そういうサービスに出会うたびに、「なんか、ちがうんじゃないかな」って思う。
元々、感動っていうのは誰かに与えられるものじゃなくて自発的な感情だと思うんですよ。
自分が感じて、自分の中からわきでる。
そういう感情。
「感動」を提供する方法。
それは、さまざまな方法が考えられる。
「感動のサービス」っていうのは、何もおおげさな「サプライズ」を用意する、そういうことではないと思う。
お客さまの誕生日に、特製のケーキを用意してサプライズをするとか、お客さまの名前入りの刺繍のテーブルクロスを作っておくとか、大げさなサプライズをすること。
そういう感動もあるかもしれませんが、そこに本当の意味での「思い」がなければ、底の浅い感動で終わる。

「感動」という実に情緒的、人間的な感情は、マニュアルやシステムでは作れない。

あなたがいつもやっているコトなんです。
お客さまのことを、本当にこころの底から「思う」ってことです。

どうしてほしいのか?
不便はないか?
不安はないか?

たとえば、レストランで
オーダーしたものがなかなか来ないことってありますよね。
そういうお客さまは、「忘れられているのかしら?」と不安になる。
そういうときに、「ちょっと時間がかかっていますけど、今美味しくなるように作ってますからね」と一声かけける。
これだけで、どれだけ安心するか。
ちょっと注意深くなっていたら、できることです。

ボクの友人(女性)がいつもランチを食べている店の話。
彼女は同じ会社の仲間たちと、週に1回くらいその店に行くそうです。
いつも食事の前に薬をのむので、氷のはいっていない水と御飯を少なめに注文するんです。
何回か通ったある日、オーダーのときにその注文を忘れたんですね。
何も言わないのに、彼女の前にはちゃんと、氷のはいっていない水と少なめの御飯が出てきたんです。
とっても感動したそうです。
ちょっとしたことですよね。
お客さまは、何もおおげさなサービスを期待しているわけじゃないんです。
本物の「感動」っていうのは、マニュアルでは作り出せないのです。

鈴鹿のホテルで目覚めて、昨日のセミナーの余韻に浸りながら、コーヒーを飲んで考えていたのは、概ねそんなことです。
今日も楽しんで仕事しよっと。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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