「逸脱」するためには「普通」を知ることが大事

マイルス・デイビスも基本を抑えている

昨日は沖縄塾の質疑応答コーナーを、ユーストリームでライブ配信していました。
その中で「逸脱」ということの質問がありました。

エクスマは「逸脱」している、そう思われているかもしれません。
でも「逸脱」というのは「基本」を知っているということなのです。

沖縄塾(瀬長島ホテルです)

沖縄塾(瀬長島ホテルです)

ピカソがキュビズムという手法で、世界の美術界を震撼させました。
でもピカソはその衝撃的な表現を確立するために、気の遠くなるようなスケッチの練習をしているということ。
ピカソのスケッチは技巧的に、素晴らしいものです。

マイルス・デイビスが次々と新しい音楽を創り出したのは、何も適当に演奏をしてるのではなく、それまでの伝統的なジャズの奏法をしっかりと認識して、さらに新しい表現方法を求めたから。

「普通」を知ることで、逸脱ができるのです。

普通だったり常識的では選ばれなくなっている

世の中、モノが余っています。
モノは余っていて、お客さんは満腹状態です。
満腹状態のときに欲しいもはない。

普通に考えたら、お客さんの欲求を満たすことのできる、あなたにしか提供できないものを提供することが、最大にうまくいく方法です、
あなたにしか提供できないもの。
でも、問題は、モノが余っているということです。
お客さんは満たされているということ。
これが問題。
だから、お客さんが気づいていない、満たされていない欲求に気づかせてあげる方法を考えなければいけない、ということ。

・需要が少なく、供給がオーバー
・消費者の個性化
・人口の減少・高齢化
・量(マス)から質(個)へ
・SNSの日常化
・情報の洪水

確実にビジネス(商売)の環境が変わった。、
今までどおりの方法(常識)は通用しないかもしれない、と一度は考えなければいけない。
ということ。

情報が洪水のようになっている現代、9割の情報は見られずに捨てられている。
普通のチラシを打っていたら、普通のダイレクトメールを送っていたら、普通のウェブをつくっていたら、普通のブログを書いていたら……
見られないのは当たり前の常態。

あなたのブログ、あなたの販促物が見られないのは当たり前です。
選ばれるのが大変な時代になっている。
個性がないのが一番の問題です。

逸脱が個性になるといっても、ただ他とはちがうことをすればいいというものではない。

たとえば、逸脱したチラシを作ろうと思ったときには「普通のチラシ」を研究すること。
普通をよく知らなければ効果のないチラシになる。
たくさんのチラシの山の中から、選ばれるためのデザインはどういうものか。
きれいに印刷されたチラシばかりだと、逆に手書きのチラシのほうがいいかもしれません。
キャッチコピーを大きく入れた方がいいかもしれないし、小さくしたほうがいいかもしれない。
それは「普通」を知って、初めてできることです。
内容だって、そうです。
どんな価値を伝えるのか?
他のところとはちがう価値は何か?
基本的なことをおさえて、逸脱したものにしていくこと。

逸脱が他社の追従を許さない価値になる

昨日、スタッフをしてくれた、塾生さんはみんな見事に「逸脱」をしている人ばかりです。

いつ仕事をしているのかよくわからないハッピー薬店の橋本さん。
上場を果たし、すぐに退職して無敵のフリーターになった坪井さん。
全国の美容業界をエクスマ化している平松さん。
沖縄のエクスマ化に日々精進している末次さん。

みんな世の中のビジネスの常識からは「逸脱」しています。
そして、圧倒的に成功している。

他人の講義中に自分の出番が終わった講師が遊んでいる

他人の講義中に自分の出番が終わった講師が遊んでいる

常識を知り、それを疑うこと。
それがスタートです。
「逸脱」が価値になるのです。
逸脱というのは強烈な個性になる場合があるから。

これからPanasonic沖縄で、講演します。
梅雨明けした沖縄は、すべてのものが鮮やかに輝く素晴らしい季節です。
仕事している場合じゃないっていうくらい、素晴らしい!
いずれプライベートでのんびりしにくるぞ、と心に決めた(いつになるのやら)そんな日です。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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