複製できないことに価値がある 〜F1日本グランプリが終了

抜け殻のようになった

F1日本グランプリが終わりました。
今年もおもしろかったな〜
というか、毎年毎年おもしろい。
今年はいつも一緒に行っている、岡崎社長が諸事情で行けなかったので、岡崎さんの長男、淳くんと一緒でした。彼ともいつも一緒です。
大学4年生の淳くんは、プロのカメラマンといってもいいくらいのF1カメラマンです。
毎年たくさんのいい写真を撮影しています。
今年も、彼の写真を許可をもらって掲載します。

この記事の写真はすべて、岡崎淳くんのものです。

フェラーリのライコネン だいぶマシンもよくなってきた

フェラーリのライコネン
だいぶマシンもよくなってきた

F1世界選手権日本グランプリ、ボクの中ではかなり重要な、一年で一度の、ビッグイベントです。
この期間中、前後も含めて、まったく普段のことを忘れてしまいます。
終わった後は、何かが抜けたようになり、復帰するのに2~3日かかることもある。
まるで抜け殻のようです。
実際に今でも耳の奥のほうに「音」が残っている。

ボクは実際にサーキットに行って観戦するようになったのは、8年前。
2008年でした。
本当の意味での「体験することの価値」を教えてもらいました。
想像しているだけでは、あるいはTV中継だけでは感じられない、言葉に表せない魅力を体験した。
学生の頃、最初に唐十郎の「状況劇場」の芝居を見た時と同じくらいの衝撃でした。
って、言っても伝わらないよね(笑)。

知っているっていうことと、体験するってことが、こんなにもちがうんだって。
映像などで見ていても、その雰囲気や空気感、匂いなどは体験できない。
想像を超えるほど・・・想像していた100倍以上の感動があった。
それから毎年病みつきになって、毎年このあたりには仕事を入れないようにしています。

今年はHONDAが復帰

今年はHONDAが6年ぶりにF1に復帰した最初のシーズンということもあり、みんな期待していた。
鈴鹿サーキットは3日間の観客が、昨年より1万4000人くらい増え、16万5000人だったそうです。

マクラーレンホンダのアロンソ 来期のパワーアップに期待

マクラーレンホンダのアロンソ
来期のパワーアップに期待

F1は毎年春に始まって、冬になる11月にシーズンが終わります。
その間、世界中のサーキットを周り、チームと個人の成績を競うという競技。

メルセデス
フェラーリ
レッドブル
ロータス
マクラーレンホンダ

などなどの有名な自動車メーカーやモーターチームが10チームが参戦しています。
それぞれ2台ずつのクルマがエントリーされ、2人のドライバーが走る。

ドライバーとチームにそれぞれ得点が与えられます。
1位から10位までが入賞。
ポイントは25-18-15-12-10-8-6-4-2-1点。
今年は全19戦で、鈴鹿は14戦。
毎回のレースごとに優勝は決まりますが、年間獲得ポイントが重要。
最終的にこのポイントで競う。

このポイント争いがとってもおもしろい。

細かいレギュレーション(規定)があって、各チームはそれに沿って、クルマを作るわけです。
だからスペック的には、同じもの。
エンジン排気量、クルマの大きさ、タイヤ、すべて同じ。
まったく同じレギュレーションのクルマなにのもかかわらず、大きな差が出る。
1000分の1秒まで計測するのですが、時速300キロ以上で走っていると、1000分の1秒の差でも、差が目に見える。

レースは毎回、金、土、日に行われます。
金曜がフリー走行。
ここでコースに合った調整をする。
土曜が予選。
決勝のスタートの順番が決まる。
日曜が決勝。
ここでの成績がポイントに加算されるのです。

予選での大クラッシュ レッドブルのクビアト選手

予選での大クラッシュ
レッドブルのクビアト選手

心配だったけどクビアトはまったく無傷で翌日の決勝に出走していました

心配だったけどクビアトはまったく無傷で翌日の決勝に出走していました

どんなに複製技術が進化しても再現できないことに価値がある

レース全体の状況を見るのなら、TV中継のほうがわかりやすいし、細かいところもよくわかります。
だって、観戦しているということは、コース全体の一部しか見ていないわけです。
目の前を通り過ぎる一瞬しか見れない。

それでもどうしてわざわざ、鈴鹿サーキットまで行って、けっこう高額なチケットやホテル代や交通費を払ってまでも観に行くか。
それもレース自体は予選1時間、決勝2時間だけです。
言葉に言い尽くせない価値があるってことです。
3日間の体験全部が価値。

ボクはたまたまF1ですけれど、人によってはロックフェスであったり、演劇祭であったり、コミケのマーケットであったり、たぶんいろいろなイベントに参加する。
それはリアルの体験は複製できないってことだからです。
F1の体験も、音楽ライブの体験も、演劇も、どんなに複製技術が発展しても、再現できないってこと。

それが価値になる。
(これをあなたのビジネスにどう落とし込めるか?)

知ることよりも、感じることが一番重要なのです。

さあ、そろそろ仕事モードにしていかなきゃな。
そんなことを考えている、午後です。

岡崎 淳くん、写真ありがとう。

淳くんは来年広告代理店に内定している

淳くんは来年広告代理店に内定している

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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