かっぱ寿司の事件で志賀直哉の名作小説「小僧の神様」を思い出した

「かっぱ寿司」の産業スパイ事件

回転寿司大手「はま寿司」の営業秘密を不正に入手したなどとして、「かっぱ寿司」を畝位するカッパ・クリエイトの社長を逮捕しました。
社長と他2名。

容疑は「不正競争防止法違反」

競業企業の営業秘密を盗んで、上場企業の現職社長が逮捕されるのって、異例です。
法人としての会社も同時に書類送検されるそうです。
この社長、前職が「はま寿司」の取締役。
その後2020年の11月に転職して2021年から「かっぱ寿司」の社長やっていた。

古巣から持ち出して、新しい会社に活用。
仕入れの秘密とか経営の根幹に関わる情報だったんだろうね。

寿司業界の産業スパイ事件。

業界大手が切磋琢磨して、よりいいものを、よりお手軽に提供する。
それができるなら、競争もいいと思う。
消費者のためになるから。

でもね、熾烈な競争は、犯罪行為をも発生させてしまう。
ヘッドハンティングされて社長になるくらいだから、頭のいい人なんでしょうけど、きっと傲慢な人間なんだろうな。
やれやれ・・・

同情なんかまったくしないけど、広い心で捉えると、業界の事情もあるし、必死だったんだろうなって、思ってあげることくらいかな。

志賀直哉の短編小説『小僧の神様』

この事件で志賀直哉の寿司屋の話を思い出した。
志賀直哉の作品の中でも、傑作と言われている短編。

『小僧の神様』

神田の秤屋の番頭が寿司の話をしているところから始まる。
その話を聞いていた丁稚奉公の小僧さん。
どうしてもその寿司を食べたい。
そして、交通費を浮かせたり、お小遣いを貯めたりして、寿司の屋台に行くのですが、その寿司をつまんだ時に値段を知って、手を引っ込めるくだりがあります。
小僧さんにとっては、まだまだ価格が高かった・・・。
ちょっと悲しくなるシーン。

それを見ていたお金持ちの男性が、後日その小僧さんに寿司を奢る話なんですが、粋なんですよ、このおじさんが。
そして、見ず知らずの男の人に寿司を奢られた小僧さん、その男性はきっと神様なんだと思う。

あらすじを書くと、他愛もない話に思えますが、そこは短編小説の名手、志賀直哉の手にかかると、読み応えのある小説になっています。
ぜひ一度読んでもらいたい作品です。

広い心になりたいね

広い心。

これはある意味、神様の得意技です。
広い心で周りに接していると、相手があなたの中に「神」の存在を感じるのです。
神を感じると、感動する。

そして、あなたのやるべきことを、しっかりとやること。
運命に従って、人のため、世の中のために、あなたの仕事をやっている時にも、あなたの中に神が宿るんだと思う。

同じ寿司の話ですが、産業スパイなんてズル行為をせずに、もっと粋にビジネスをしてもらいたいものですよね。

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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