インバンドが増えると日常の風景が変わり景気が良くなる|ガイドブックに載っていない地方都市の食堂が大人気
景気というのは「気」という文字が入っているように、周りの雰囲気や人々の心の持ちようで、よくもなったり、悪くもなったりするものです。だから世の中の人たちみんなが「景気いいな〜」って思うと、実際の経済も良くなっていく。逆に「値上げばかり続く」「ガソリンが高くなった」「インフレになっている」そんなニュースばかり聞いていると、防衛本能が働き、お金を使わないようにしようという気分になって、どんどん不景気になっていくのです。菅井さんの話を聞いていて、北海道の上富良野町にある外国人に人気の食堂の話を思い出しました。ガイドブックにも載っていない食堂に連日外国人がやってくる1958年創業の「第一食堂」普通の食堂です。今、この食堂に外国人のお客さまが毎日のようにやってくる。女将さんも「なんで、外国人が来てくれるんでしょう?」と首をかしげているそうです。旅行ガイドブックにも載っていない、北海道の小さな町の小さな大衆食堂に、世界中から観光客が続々と訪れているのは、SNSのおかげ。この食堂が「富良野に行くのなら、この食堂に行かなきゃ」っていう口コミがSNSでたくさん拡散されていて、外国人観光客が訪れ、それでまたSNSに投稿する。その連鎖がこの現象を作り出しているんです。もちろん、料理も美味しいだろうし、おもてなしも心がこもっているんでしょうね。あのラベンダーで有名な観光地の富良野から、車で30分もかかる、本当に田舎にある、一食堂です。始まりは6年前のある日。韓国の人の観光客が訪れましたl。「僕たちはきょう帰るから、3万ウォン(当時 約3000円)で、ご飯を食べさせてくれませんか」日本のお金を持っていなかった。気の毒に思った女将さんが、おなかいっぱいの料理でもてなしたところ、大喜び。上富良野では両替できる場所がなかったんですね。
2023.11.03
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