モノの価値が日々変わる時代に必要な、たった一つの視点とは?

インターネットにつながることでモノの価値観が変わる

モノの価値時代と共に変わっていきます。

まだモノが少なく、物質的に恵まれていなかった、僕が小学生の頃は、新しい家電が家に来るだけで、学校でもワクワクして授業に身にはいらなっかったくらい。
初めてカラーテレビが家に来たのは多分小学校の5年生くらいだったな。

最初にカラーテレビで観た映画はアラン・ドロンの『太陽がいっぱい』だったのを、鮮明に覚えている。
 
すべてのモノがインターネットにつながる「モノインターネット(IoT・Internet of things)」ってありますよね。

例えば家庭にある電化製品がすべてインターネットにつながっていることを想像してみてください。
例えば「これから家に帰るよ」ってスマホで誰もいない家に音声で伝えたら、あなたの帰る時間に合わせて、照明がつき、エアコンが快適な室温に調整され、お風呂が沸き、食事の用意もできている。

冷蔵庫くんなんて自分で在庫を調べて「そろそろ牛乳が無くなりそうですがアマゾンフレッシュに発注しましょうか。」なんて喋りかけてくる。
そんなことも可能になる。
(ま、僕は喋る冷蔵庫は欲しくないけどね)
 
IoTは、数年前から注目されていますよね。

数年前、インターネットにつながるカメラを買ったんだけど。
その製品は時々アップデートするのね。
ある時のアップデートでは、接写のピントの精度がものすごくよくなった。
性能が上がった。
 
面白いです。
今までの製品の概念が変わります。
だって、今までの製品は、購入時点が一番価値があり、時が経つにつれ価値が少なくなっていました。
 
それがインターネットにつながることで、より価値が増すのですから。
モノづくりの考え方も変わります。
 
こういうことは、これからどんどん進化していくでしょう。
 
あの電気自動車のテスラは、販売したすべてのクルマがインターネットに繋がっていて、そのデータを元に、カーナビを含めた車自体がバージョンアップしていく。
とても便利ですよね。

そしていずれ自動運転などになり、もはや車というモノではなく、動くスマホに乗るような感じになるんだろうな。

モノの価値はテクノロジーの進化と人々のニースでどんどん変わってくる。
そして現代は、その価値が変わるスピードが速いってこと。
もうモノの価値は毎日変わっていっていると言ってもいいくらいかもしれません。

どんなに最先端の技術を使っても、モノは所詮モノです。
すぐに個性がなくなります。
モノインターネットだってコモディティ化は起きる。
当然のことです。
 
だから、商品やサービスにフォーカスするのではなく、エクスマ思想で「体験」を提供して、ファンクラブのファンとの関係性のようなビジネスをしていくことが大事なのです。
 
いずれ、見ず知らずの人から、モノを買うのが珍しいコトになるんじゃないかな。
本気で、そう思ったりもするのです。
 
ともかくやってみよう、ダメだったら変えればいいんだからね。

@exmascott 本当に最近はモノの価値の概念が変わってきたよね。時代がどんなに変わっても、これは変わらないと思うんだよね。#tiktok教室 #エクスマ #マーケティング #藤村正宏 ♬ オリジナル楽曲 – 藤村正宏

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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