キュレーションの時代 創造力というのは編集力

右ならえしないこと

おはようございます。
昨夜遅く、宮崎県の延岡に着いて、今日は午前中から、イオンモールさんの研修です。
今日もがんばります。

昨日は熊本市現代美術館でエクスマセミナーをやりました。
美術館でやるのは、初めてです。
だからテーマは「キュレーションの時代」でした。

熊本市現代美術館でセミナー 撮影:黒川温泉旅館わかば志賀君

熊本市現代美術館でセミナー
撮影:黒川温泉旅館わかば志賀君

キュレーションというのは、カンタンに言うと「編集力」です。
さまざまな場面でどう編集するのか。
商品を編集することで、オリジナルの商品ができあがる。
売場をあるテーマで編集することで、売れるようになる。
販促物をどういうふうに編集するかで、反応が変わる。

そんな話しをしました。

セミナーで、その後の懇親会で、さまざまな話をしていて思ったこと。

「成功するというのは、右にならえをしないっていうことなんだな」

これだけ商品が多種多様になったり、店が多くなったり、会社がみんな自己主張している時代です。
人と同じことをやっていたら、成功するわけありません。
思い切って他の人がやらないことをやることが大事です。。

個性っていうのは、価値なんです。

でも、個性的というと、人と違う格好をしたり、突飛な行動をとることが個性と思っている人もいますが、それは短絡的すぎます。
あなたのあなたらしさのことです。
あなたが世の中や他の人をしあわせにするための、あなたらしさが「個性」なのです。
だから、自分は目立たないとか、自分はおとなしいくて人見知りだとか、だから個性がないとは思わない。
何も「声の大きさ」が個性ではないのです。

あなたはあなたのできることを、しっかりとしましょう。
それが「個性的」ということです。
それを編集して、発信すること。
そうしたら、人真似にならない、あなたの独自の価値になるのです。

人真似をしていたら、どんぐりの背比べで終わります。
ちがうことを考えてみましょう。
そのために必要なのは「創造力」です。

創造力というのは組み合わせ

「創造力というのは、いろいろなものをつなぐ能力だ」
と言ったのはアップルの創業者、スティーブ・ジョブズです。

この言葉に出会ったときに、ひどく納得しました。
創造力とは、無の状態から新しいものを生み出すことではなく、あるモノの組み合わせなんだ。
そういうこと。
そして、なんだか安心した気持ちになった。
「新しいことを生み出さなくてもいいんだ」

こういう時代、完全にオリジナルなんていうものを生み出すことは難しい。
何か別のものと組み合わせたり、編集しなおしたり、別のことで考えたり。
そういう能力が「創造力」なんです。

たとえば、ジョブズは日本製の炊飯器の電源コードが磁石になっているのを見て、アップルのノートパソコンの電源コードを磁石にしました。
炊飯器のコードをひっかけて、磁石じゃなかったときには、炊飯器ごと落ちてきて火傷をする。
それを防ぐためにコードが磁石になっているわけです。
ノートパソコンも、コードがひっかかって本体ごとデスクから落ちないように、磁石にしたんです。
だってパソコンは高価なものだから。

あるいは、まだパソコンが一般的ではなかった頃。
アップルのパソコンを百貨店の家電売り場で売るということを考えました。
だから百貨店の売り場に並んでもいいようなデザインにしたわけです。
昔ののパソコンのデザインは今のようなデザインではなく、ひどいものだった。
これも、誰も思いつかなかったことです。
売る場所を百貨店にしてみる。

ジョブズはこんな感じで、他の製品や他の業界のコトを関連させて考えられる能力をもっていました。
そういう能力、連関力、編集力、幅広い視点、そういうものが創造力なんです。

「一見、違ったもの」をつないでみる。

違うジャンルのものを、今の業態に利用できないかという思考。
違う業界の考え方を、今の業態に当てはめてみるという視点。
今日は、そういう見かたをしてみましょう。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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