夏休みになると、思い出す昆虫標本のこと|他と違うことが価値になる

ノスタルジック・サマー

「ふと」思った。
いつもこの「ふと」がやってくる。
そして、そこから思考が発展して、かなり面白いことなることがある。
突然やってくる、この「ふと」のチカラは偉大なのだ。
ま、突然やってくるから「ふと」なのであるが。
(東海林さだおさん風に書いてみた)

さてさて、「ふと」思った。

ここひと月のうちに、デパ地下に行ったことのある人はけっこういると思うけど、
ここひと月のうちに、デパートの屋上に行ったことある人は、きっとあまりいなのではないだろうか。

ボクが子どものころは、デパートの屋上は夢のような世界だった。
遊戯施設があったり、珍しい熱帯魚売場があったり、ソフトクリームやジュースが飲めたり、
風と太陽の下で、キラキラした記憶が残っている。
北海道釧路にあった「まるさん鶴屋」の屋上は偉大だった。
もうずいぶん昔のことだ。
こども心にしあわせを感じていた。

今デパートの屋上はどうなっているのだろう?

最近はみんな行かないですよね。
でも、意外にゆる~い、感じでいいですよ~。
けっこう屋上、好きです。
階下では、1個、何十万円もするスーパーブランドのバッグなんかも売っているのに

売る気、まったく、ナシ!
ガツガツ感ゼロ!
いい感じでゆるい。

自動販売機がぽつんとあるだけのところ。
園芸用品やペット用品が売っているところ(ドッグランなんかがある)。
今の時期だったら、ビアガーデンをやっているところもある。

なんか、ノスタルジック。
ま、いまどき、デパートの屋上になんて行く人は
お金使わない人かもね、ボクのように・・・
ビアガーデンのBGMは、なんか、ゆる~い、ハワイアン・・・。
いいです。
都会の中のオアシスって感じ。
ビアガーデンだけじゃなく、夏休みの間だけでもお祭りの縁日みたいことやればいいのにね。

金魚すくい
ヤキソバ
たこやき
かき氷

最近、屋上緑化などが注目されているから、面白いこと、いろいろ考えられると思うんだけど。

そんなことを考えているうちに、
「デパートの屋上に、たくさんの人を集めるためには、どんな価値を持たせたらいいか?」
ふと、そんなこと思った。
こういうことを、みんなで話し合ってみると、けっこう、アイディア創出の訓練になるかも。
でも、今のままで、ゆる~いカンジもいいかな・・・
「ノスタルジックサマー」って感じでね。

夏っていうのはどこかボクたちの子どもの頃の記憶につながっている。
どうしてなのかな。

夏休みの宿題「標本」を思い出した

先週のエクスマセミナーで話したことです。

小学校低学年の、夏休みの自由研究で『標本』を作ったことを思い出す。
ある夏、昆虫標本を作るのがとっても流行ったことがあった。

友人たちは、昆虫採集をして、昆虫の標本づくりを一生懸命やっていた。
子ども向けの標本セット2種類の薬と、注射器のついたセット
それで蝶々や甲虫に注射してピンで留め、箱に入れ、標本にする。
北海道の夏は、本州に比べ昆虫をつかまえるのはけっこう大変。
カブトムシなんて見たこともない。クワガタを見つけると、もうとってもうれしかった。
モンシロチョウがスタンダード。
秋になると、コオロギはたくさんいた。

ボクは昆虫がちょっと苦手だった。
昆虫を標本にするのは、もっと嫌だった。
というか、怖かった。

だから・・・昆虫の標本を作れなかった。
でも、周りのトレンドは「昆虫標本」でした。

でも標本を作ろうと思って、考えました。
そこで思いついたのが、「種(タネ)」の標本。
自分が食べたくだものや野菜の「種」を標本にしたのです。


夏ミカン
リンゴ

きゅうり
ピーマン
かぼちゃ 

などなど・・・

こんな感じの「種」の標本だった

こんな感じの「種」の標本だった

「種」をきれいに洗って、小さいビニール袋に入れ、
それぞれに絵を描いて、板に貼りつけ、標本にしたのです。
これは、とってもカンタンに集められるし、美味しい思いをしながら、楽しかった。

そして、なんと!
学校で一番になった。
夏休みの自由研究で一番いい賞をもらったのです。

友人たちはとってもすごい昆虫標本を作っていたのですが残念ながら、昆虫標本が多すぎた。
その中で、ボクの標本はものすごく個性的だった。
カンタンにいえば、目立っていたわけです。
誰も「種」の標本なんて、考えもしなかった。

カンタンに作れて
美味しく楽しく作れて
他とはちがう価値がある。

カンタンで楽しく、独自の価値。
このころから、みんなとちがうことをしようと思っていたようです。

「ほかと同じことじゃない」
「他社と同じ思考ではない」
「ほかではやらない」

そういうことが価値になるのです。

そして、それはあなたの「個性」を出すこと。
あなたにはあなたにしかない「個性」が必ずあります。
そして、そこに本当の価値がある。
その価値に気づき、発信することであなたのビジネスは、楽しくなり、圧倒的に成功するきっかけになるんです。
あとはそこに気づくだけ。
そこに気づいてほしい。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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