これからの企業が取り組むべきこと

昨年、あのインターネット検索サイトを運営しているアメリカの『グーグル』社のエリック・シュミット会長が言っていました。

「人類の夜明けから2003年までに生み出された情報量を、現代社会は1日で生み出している」

すごいことですよね。
最近もの忘れが多いと思っていたら、ボクがボケたわけじゃなく、情報量が多すぎるから忘れる情報も多いってことなんですね。
ちょっと安心しました。

でも、本当にすごい情報量です。
毎日毎日、ウェブでは、新しいブログの記事やニュースサイト、グノシーやプレッソなどのニュースキュレーションサービスなどから、新しい情報が押し寄せてきます。
他にも、TV、ラジオ、新聞などのメディア、新しい書籍、友人からの情報、企業からの情報。
絶対に処理しきれない情報です。

すさまじい量の情報が押し寄せている

すさまじい量の情報が押し寄せている

情報があふれている現代社会。今までと同じ考え方、同じ方法、同じやり方で組織を運営していると、組織が機能しなくなり、内部から崩壊する恐れがあります。
組織だって、環境の変化に対応していかなければ、機能しなくなるのは当然のことです。

今は激しい変化が起きている時代です。
そしてその変化が見えにくくなっているのです。
一見変化しているのがわからない。
だから多くの企業が、気づいたときには取り返しのつかないところまで行ってしまうはめになる。

あなたの組織はどうですか?
気づかないうちに、時代に合わない組織になっていないでしょうか?

たとえば、これからの組織に必要なのは、「マネージャー」ではなく、「リーダー」ということ。
激変する環境で、企業は利益を出していかなければなりません。
そういう状況ではマネージメントという考え方では、激流に飲み込まれてしまいます。
組織やチームを力強くひっぱっていく「リーダー」が必要なのです。

真のリーダーシップとは、
個人と組織の多様な「強み」を連鎖させ
弱みを取るに足らないものにすることである

これは、経営の神様と言われたP.F.ドラッカーが言ったことです。

その著書『ネクストソサエティ』において予言していたことが、現実化しています。
「歴史がみたことのない未来がはじまる」というサブタイトルがついたこの本は、20世紀の終わりに出版された本です。
この中でドラッカーは、少子高齢化とインターネットなどの情報テクノロジーが進むことで、次の新しい社会がやってくる、と言っています。
その新しい社会の特徴として『組織主義から個人主義へ』なるだろうと予測しているのです。
どうしてかというと、これからは知識労働者の生産性が、そのまま直接企業の生産性につながるようになり、知識こそが大きな価値をもつからだと書いてあります。
そしてその予想は当たっていました。
情報量が膨大になった現代、知識財産が主役の時代になったのです。

組織を考えるうえでも、知財が主役だということを念頭に、組織を作らなければなりません。
大きな組織よりも、強くしなやかな組織になることが大事。
そのために、経営者やビジネスリーダーの「リーダーシップ」が大切になってくるのです。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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