料理の名前と盛りつけをなんとなく決めないように

店の名前だけでなく、料理の名前も価値を伝える媒体

昨日の、記事で店の名前はカクゴの現れだということを書きました。
「トムヤムクン」というタイ料理の店は、とりあえずトムヤムクンは自信があるということを表しているってことです。
ネーミングはマーケティング的に言うと、とっても大切です。
飲食店の場合は、店名のほかにも、料理の名前もネーミングですよね。
ひとつひとつの料理の名前、ちょっと工夫すると売れるようになることがあります。

だってそうですよね。
メニューにたくさん載っている料理。
あなたはどれを頼んでいいのか、よくわからない。
こういう経験したことありませんか?
そんなとき、メニューにこういう料理がありました。
「当店自慢のカキフライ」
「店主こだわり 究極のいくら丼」
「びっくりアスパラのアスパラ焼き」
ただのカキフライやいくら丼やアスパラ焼きよりも価値を伝えているでしょ。
ネーミングなんですね。

つい先日ボクが体験したこと。そこはあるおしゃれなカフェです。メニューにこういうサラダがありました。
「ダイコンタワーサラダ」
いきなり見たくなった。

こんな感じのサラダでした イラスト描いてみました

こんな感じのサラダでした
イラスト描いてみました

注文してみると、想像以上のサラダ。
ダイコンを薄く切ったのが、タワー状に固まっている。
ホント、見事なヴィジュアルでした。
しょうゆベースでゆず風味のノンオイルドレッシングがかかっていて、とっても美味しかった。
そのダイコンタワーサラダのファンになってしまいました。

料理なんかだと、こういう意図でネーミングするのも面白いですよね。
メニューには見たくなる料理名を。
そういうことです。
食べてみたくなるネーミング、見たくなるネーミング、オーダーしたくなるネーミングを考えてみましょう。

ソーシャルメディア時代には料理の盛りつけも大事

特に今の時代はソーシャルメディアがあるから、拡散される可能性が高いわけです。
料理の盛りつけはとっても大事です。

きれいな盛りつけ、インパクトのある盛りつけ、カラフルなもりつけ、面白いもりつけ、こういう料理はお客さまに写真を撮られる可能性がかなり高い。
みんなソーシャルメディアの投稿ネタを探しているからです。
ソーシャルメディアもインフラのようになって、みんなが自分の食べた料理を投稿するようになった。
もう普通の料理では、埋もれてしまう。
だから、ちょっと個性的な盛りつけの料理は、とってもいいわけですよ。

盛りつけを個性的にできないかを考えてみましょう。

時々、写真を撮っていたら怒られそうな店ってありますよね。
料理人にとっては、写真なんか撮らないで、一番美味しいときに食べていただきたいという思いもあると思う。
その気持ちはわかります。

でも、ソーシャルメディアマーケティングの観点から言うと、写真を撮ってもらうのは、店にとってはとってもいいことです。
それがそのお客さまのFacebookやTwitter、ブログなどで紹介されて、拡散するわけですから。
もし店内の写真を撮っていいという場合は、そう告知することも大事なことです。

「料理は積極的に撮影してください。そしてお客さまのFacebookやTwitter、ブログなどで紹介してくださったらうれしいです」

こんな感じの貼り紙や黒板があったら、確実に拡散すると思う。

料理のネーミングや盛りつけも、常識にしばられないように、大胆な思考で考えてみましょう。
そこから素晴らしいイノベーションにつながる可能性だってあるのです。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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