ロボットもメタバースも語源はSF小説だった
SF作家の想像力はすごいなと思う。
僕の大好きな映画『ブレードランナー』の原作はSF作家、フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気、羊の夢を見るか』と言う小説。
大学生の頃に見て、その後なんども見ている素晴らしい映画です。
ロボットは、以前のブログでも書いたけれども、カレル・チャペックの戯曲『ロボット』から来ている。
・ロボットという言葉は1920年に生まれた|AIは恋をするのか?
メタバースは1992年に発表されたニール・スティーヴンスンのSF小説『スノウ・クラッシュ』が起源とされています。
AIのSF小説も、昔からたくさんあります。
あるインタビュー記事で、Chat GPTを作った会社「OpenAI(オープンエーアイ)社」のCEOサム・アルトマンが「AIを理解するために、どんな書籍が参考になりますか?」そういう質問に対して、こういう趣旨のことを言っていました。
「AIを理解するための名著みたいものはありません。それよりもSFの短編小説を読むといいと思う。その方が読んでもらえる。」
そして3つの短編小説を紹介していた。
グレッグ・イーガンの『クリスタルの夜』(ハヤカワ文庫SF『プランク・ダイヴ』所収)
アイザック・アシモフの『最後の質問』(ハヤカワ文庫SF『停滞空間』所収)
そしてマーク・スティーグラーの『やさしき誘惑』(河出文庫『20世紀SF 5』所収)。
僕は全て読みましたが、確かにAIの進化した未来を想像することができた。
いずれも超パワフルなAIが登場します。
そしてその展開が、それぞれの作品で実にさまざま。
SF作家の想像力は、本当にすごいです。
まだ今のようにテクノロジーが発達する前の時代から、現実に存在しないものを想像しているのですから。
しかも、今となってみると実現しているものも多い。
(まだ実現しないものもあるけどね。タイムトラベルとか、火星移住とか、ワープとか)
人々が夢見た未来、希望に満ちた未来を描いていたり、
テクノロジーが進化して、ひどい未来が訪れるとか、
ディストピアな世界を描いているものまで。
どの作品を読んでも刺激的な物語が描かれています。
SF作家の想像力に触れてみると、自分の想像力も豊かになっていくような気がしますね。
小説だけでなく、映画にも素晴らしいSF作品がたくさんあります。
小説だと数時間、あるいは数日かかるけど、映画だと2時間くらいで、SF作家の想像力に触れることができる。
今の時代はストリーミングサービスがあるから見たい映画がすぐみれる。
本当にいい時代ですね。
今回は『映画で学ぶAIとの付き合い方』というタイトルで、AIと人間が今後、どう共存しているのか。どんな世界になるのか、そんなことをみんなで話したいと思っています。
映画は、様々な知識を得ることもできるし、自分の想像力の翼を広げることにも役立つと思う。
そしてそれができると、最終的には自分がどんなことを考えて、どんな行動しているか。自分とは一体、何者なのか。どこへ向かっていくのか。
そんなことまで探求したくなるのです。
今回のエレメントE、映画セミナーのテーマは
映画で学ぶAIとの付き合い方
【日時】 9月21日(木)
【時間】 午後1時から5時30分
(5時30分から7時30分まで懇親会)
【参加費】 15,000円(消費税・懇親会費を含む)
【定員】 10名前後
【場所】 エクスマスタジオ
住所 東京都狛江市東和泉3-12-4 南雲ビル1F
小田急線和泉多摩川駅西口1分(駅からすぐです)
地図 https://bit.ly/3pjYLh2
以下から参加表明してくださいね
【9月21日(木)エレメントE 映画で学ぶAIとの付き合い方】
ここからレジュメをダウンロードしてください。
エクスマ塾生のみなさん、僕に会いに、エクスマスタジオに来てね。
藤村 正宏
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