AIとの付き合い方
あなたは、毎日のようにAIを使っていますか?
僕は毎日使っています。なくなったら困る状態になっています。

今日も、クライアントの中期経営計画の打ち合わせがありました。
もらった資料をすぐに写真に撮って、AIに読み込ませ、僕がその中期経営計画の、どの部分に、どういう形で関われるのかを、出してもらいました。
「店の動線計画」「VMD」「客単価アップ」「SNS・メルマガ活用」「販促物のアドバイス」「webマーケティングー」「社員研修」などなど。
打ち合わせ中に、自分でも気づかなかったことが出てきた。
それを元に打ち合わせがより深くなっていきました。
ここまでくると、本当にただの道具じゃないよね。
ビジネス・パートナーです。
多くの人が、まだAIを「便利なツール」だと思っています。文章を作るツール。画像を作るツール。調べ物をするツール。
これってただのパソコンソフトの延長。
でもこれは、AIの本質を完全に誤解しています。AIはツールでは終わりません。もっと大きなものになります。それは――
インフラ
です。
インフラとは何か
インフラとは、社会の基盤です。
電気。
水道。
道路。
インターネット。
これらは「使うかどうか」を意識しません。あるのが前提。なければ生活が成立しない。それがインフラです。
少し考えてみてください。
今あなたはスマホを使っています。
でも、「私は今、スマホという高度通信端末を操作しています」とは思っていません。ただ使っているだけ。スマホはもはや道具ではなく、生活の一部です。
AIも同じ道をたどる
AIは今、スマホが登場した初期と同じ位置にいます。
まだ特別なもの。まだ新しいもの。まだ「使っている感」がある。でもこれは長く続きません。なぜならAIは、あらゆる機能に組み込まれていくからです。すべてにAIが入るんです。
家電、車、医療、教育、建築、金融、行政、検索、接客、製造
これからは、AIを「使う」のではなく、AIが「入っている」世界になります。
「AI搭載」という言葉は消える
昔、こんな言葉がありました。
「インターネット対応」
覚えています? 懐かしい言葉ですよね。今はもう誰も言いません。当たり前だからです。同じことがAIで起きます。
「AI搭載テレビ」
「AI搭載冷蔵庫」
「AI搭載アプリ」
こんな表現はすぐ消えます。なぜなら、全部に入るから。
AIを使える人という概念も消える
これも重要です。
今はまだ、「AIを使える人」「AIを使えない人」という区別があります。
でもインフラ化するとどうなるか。スマホと同じです。「スマホを使える人」なんて言いませんよね。みんな使っているから。将来、AIが使えることは能力にならない。
では何が差になるのか? ここで初めて差が生まれます。AIの使い方ではありません。AIを前提に何をするか。です。
電気が発明されたときと同じです。
電気が登場したとき、人々は驚きました。でもその後、価値は変わりました。電気そのものではなく、電気で何をするか。
- 電気で音楽を届けた人がいた
- 電気で映像を届けた人がいた
- 電気で都市を作った人がいた
価値を生んだのは、電気ではなく発想です。
AIも同じ、AIそのものに価値はなくなる。価値はAIを前提にした人間の選択に移ります。
インフラ化すると何が起きるか
社会構造が変わります。
① 思考の外部化が当たり前になる
考える前にAIに聞く。
② 判断の材料は常に揃う
迷う理由が減る。
③ 作業時間が消える
人間は「決める」だけになる。
そして人間の役割が変わる
人間は作業者ではなくなります。人間は選択者になります。
どの方向へ進むか。
何をやるか。
何を大切にするか。
これだけが人間の役割。
インフラの本質
インフラの恐ろしさはここです。それがあることに気づかなくなる。空気のように。AIもそうなります。意識されない。語られない。でもすべてを支えている。
未来はすでに始まっているのです。
若い世代はもう、検索しません。考え込まずに聞きます。AIは答えを出してくれる存在。これはツールではありません。環境です。
私たちは今、新しい文明の地面が作られている瞬間にいます。
農業革命
産業革命
情報革命
そして今、知能のインフラ革命です。
人間はどう変わるのか
地面が変われば、歩き方も変わります。AIがインフラになると、
努力の意味
学習の意味
仕事の意味
価値の意味
すべて変わるかもしれない。
そう思っている。
藤村 正宏
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