
ホルムズ海峡の港で原油を積み込むタンカー
まさか、こんなことが起こるなんて。
そう思った出来事が、この数年で、いくつあっただろう。
パンデミック。戦争。経済の揺らぎ。テクノロジーの加速。そして、AI。
少し前まで「未来の話」だったものが、気がつけば、もう目の前にある。
しかも、それは徐々にやってくるのではなく、ある日突然、生活の中に入り込んでくる。
今回のイラン戦争もそうだった。
アメリカとイスラエルが、ある日突然イランを攻め、ホルムズ海峡が閉鎖され、世界中で石油関連の製品が品薄になり、また価格が上がる。
たった数人の決断で、世界は1日で姿を変えてしまいます。
これが今の時代です。
昔は、「想定外」という言葉には、特別な響きがありました。
めったに起こらない出来事。だから、対応できなくても仕方がない。
でも、今は違います。想定外は、例外ではない。日常です。
未来は、ある程度見通せるものだと、多くの人が思っていました。計画を立てて、準備をして、リスクを避ける。そうすれば、大きく外すことはない、と。でも、その前提が崩れた。
世界は、思っているほど安定していなかった。
いや、微妙なバランスの上に成り立っているってこと。
どんなに準備していても、想定を超える出来事は起こる。
どんなに考えても、読み切れないことがある。
だから今、「うまくやろう」とすればするほど、逆に動けなくなってしまう人が増えている。では、どうすればいいのか。
難しく考える必要はありません。
「みんなと同じ」を、一度疑ってみること。
これまで、多くの人が「普通」に従ってきました。
こうすれば安心。
こうすれば間違いない。
こうしておけば大丈夫。
でも、その“普通”は、安定している時代にしか通用しない考え方です。
みんなと同じ方向に進んでいれば、安心できた時代。でも今は、その「同じ方向」そのものが、揺れている。だったら、どうするか。
自分で選ぶしかない。
何を信じるのか。
何を大切にするのか。
どんなふうに生きるのか。
それを、誰かに委ねることはできない時代です。
同じ情報を持っていても、同じ環境にいても、人によって、選ぶ道はまったく違う。
想定外の出来事が起きたとき、慌てる人もいれば、面白がる人もいる。立ち止まる人もいれば、動き出す人もいる。
どちらが正しいかではない。どう感じて、どう動くか。それが、その人の生き方です。
これから先、時代はもっと不確実になっていくでしょう。でも、それは悪いことではない。
むしろ、「どう生きるか」が、そのまま問われる時代になった、ということです。
未来は、予測するものではない。選び続けるものです。
そして、その選択の積み重ねが、あなたの人生をつくり、あなたのビジネスをつくる。
想定外の時代とは、「自分で生き方を決めるしかない時代」なのかもしれません。
藤村 正宏
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