
映画『BLUE GIANT』久しぶりに感動して涙ぐんでしまった
漫画で音楽を表現するのは、とても難しいと思う。でもね、この『BLUE GIANT』は音が聞こえてくる漫画なんです。読んでいると本当に頭の中に、ジャズが大音量で流れてくる。その圧倒的な表現。その漫画が映像化される・・・?正直、心配だった。だって、漫画を読んでいる時に僕の頭の中に流れる音楽と、映像で流れる音楽、違ったらどうする?宮本大のサックスが、僕のイメージしたものと違ったら、どうする?映像を見て、がっかりするのが嫌だった。ところがこの映画、大成功!彼らが演奏するのはほとんどオリジナル曲。がっかりすることはなく、むしろ「あ、そうか〜、こういう曲で、こんな演奏だったんだ〜」と、もっと宮本大のサックスが好きになった、・・・それどころか、本当に恥ずかしい話なんだけど、映画を観ているうちに、感動で何度も涙ぐんでしまった。