現代「変化を楽しむ 」と「 変化を恐れる」人、どちらが成功するか|批判を恐れずイノベーションしよう

タンゴの常識を変えた曲

アストラ・ピラソラという、アルゼンチンのミュージシャン。
彼の作曲した「リベルタンゴ」という曲があります。

この曲は、タンゴの歴史を変えた曲として有名な曲です。

タンゴというのは、アルゼンチンで生まれたダンス。
そのダンスを踊るための音楽もタンゴといいます。

ピアソラの「リベルタンゴ」は、普通のタンゴとは違った。
そのタイトルから、ピアソラの思いが伝わってきます。
リベルタ「自由」と「タンゴ」をつなげたわけです。
「自由なタンゴ」という思いで作った。

それまでのタンゴは、伝統に縛られ、規制があり、クリエイターとしては面白味がなかった。
楽譜通りに演奏しなければならない。
曲の構成も、リズムも、楽器の種類も決められていた。

これではミュージシャンとして、意味が分からない。
もっとクリエイティブな演奏をしたい。
このままではタンゴが廃れてしまう。
そう思ったのではないかと推測できます。

そこで新しいタンゴの創造を追求し続けるのです。

例えば、タンゴは、アコースティック楽器が中心でしたが、
ピアソラは、エレクトリックギターやエレクトリックベースなどを加え、ロックのテイストやジャズのインプロビゼーション(アドリブ)まで盛り込みました。
タンゴとして、決められたリズムも無視して、ある意味伝統を破壊したのです。

「リベルタンゴ」は、幅広い音色と複雑な造りで、「踊る」というタンゴの縛りから自由になった。
音楽自体が主役になった「聴くためのタンゴ」ということ。

それまでのタンゴとのあまりの違いに聴衆は猛反発しました。
通行人から罵声や石を投げられ、タクシーには乗車拒否をされ、同業者からは馬鹿にされ反発される。
「タンゴの破壊者」とまで言われた。
それでもピアソラは、より完成度の高い自分のタンゴを創造し続けました。

困難に屈することなく新しい世界を切りひらいた、ピアソラの熱い思いが込められている曲なのです。

 

今日セミナーで使った曲 「リベラタンゴ」の作者、ピアソラ

「リベルタンゴ」の作者、アストル・ピアソラ<ウィキペデアより>

世の中には2種類のビジネスパーソンがいる

世の中のビジネスパーソンには2種類いる。
「変化を楽しむ人」と「変化を恐れる人」

言うまでもないことですが、現代のビジネスで成功する人は、変化を楽しめる人です。
時代が激変している時代です。
いい意味でも、そうでなくても、未来は予想以上に早くやってくる。
その変化を怖がって、古いコートを捨てられなければ、ビジネスがうまくいくわけありません。
新しい流れを受け入れ、それに対応した企業や個人になることです。
それが大事になってくる。

新しい環境や状況に対応するためには、エネルギーがかかります。
たくさんの古いモノゴトを捨てる勇気も必要です。
新しいことを始めるのには、さまざまな苦労もあります。
でもそれは、あなただけじゃなく、誰もがみんな同じです。
あとはやるかやらないか、それだけ。

革命的に新しいことは反発されて非難される

新しいものが出てくると、それに反発する人たちがいる。
特に自分の理解できないことであったり、自分の利権を侵されそうになるもの、自分のコントロール下におけないもの。
そういう技術やそんな考え方、そんなモノは、受け入れられず、攻撃されたりすることもある。
特に今までの権威だったところや、旧体制に。

FacebookやTwitterが出てきた時にも、「あんなの日本に定着するはずがない」とか「あんなのビジネスには使えないおもちゃだから、勉強する必要なんてない」とか、言っている人がいました。
でも、今のSNS消費を見たら、それは誤った認識だということは、明かです。
今さら特別に言うことでもありません。
一見ソーシャルメディアに関係ないように見える業種業態でも、どんな業態でも、必ず活用できるし、しなければもったいない。

Facebookで売上があがるとか、Twitterでイベントが満席になるとか、Instagramで有名になるとか、ボクの塾生さんだけとってみても、SNSで成功した、たくさんの事例があります。
数年前にSNSを「ビジネスに使えないって」言っていた人はどう感じているか。

新しい技術や新しいテクノロジーが登場するたびに、

「技術的に無理だ」
「そんなの効果がない」
「意味がない」
「できるわけがない」
「やる意味がない」
「コストがかかり過ぎる」

やらない理由を並べ立て、変化を望まない人がいる。
できない理由をたくさん考える、頭のいい人がいる。

それはしょうがないことです。

イノベーションには、困難がつきもの。
反発や避難なんて、あたりまえ。
それに負けないで、新しいことをやってみましょう。

あなたが、新しいことを始めると、逆風にあうかもしれません。
逆風にあえばあうほど、やろうとしていることが、新しいことなのだと思って間違いない。
世の中の伝説的な「イノベーション」は、必ず、反発にあっているのです。

変化を楽しめるモノだけが、成功すると言っても過言ではありません。

<ヨーヨーマが演奏する「リベルタンゴ」>

 

イノベーションのヒントはエクスマで

時代に合った情報や知識を「知恵」に変えて、行動しましょう。
ぜひエクスマセミナーや塾に参加してみてね。

エクスマセミナー予定

まだ募集を開始していませんが、日程だけ先にお知らせします。
準備ができ次第ご案内しますので、少しお待ちくださいね。

10月19日 大阪エクスマセミナー(もうすぐ募集開始)

11月  7日 東京エクスマセミナー

11月19日 旭川エクスマセミナー

12月  6日 大阪エクスマセミナー

12月25日 釧路エクスマセミナー

2018年
  1月26日 エクスマ新春セミナーin東京

 

エクスマ塾88期東京


詳細や参加希望はこのブログをみてください

【日程】

1回目
11月13~14日(伊豆長岡温泉『はなぶさ旅館』)
 14日午後1時から15日午後3時か4時くらいまで
2回目
11月28~29日(伊豆長岡温泉『はなぶさ旅館』)
 28日午後1時から29日午後3時か4時くらいまで
3回目
12月20日(東京エクスマスタジオ)午後1時〜7時くらい
4回目
1月 17日(東京エクスマスタジオ)午後1時〜7時くらい
ー最終回は懇親会つき

 

The following two tabs change content below.
アバター画像
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆

現在募集中のセミナーや講座

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

・2024エクスマ塾107期-109期募集中

AIの台頭、不安な社会、ますます世の中は予測不能な変化を迎えるでしょう。
エクスマを学んでいると、どんな時代になっても怖くない。
SNSビジネス活用 販促の基本 そして仲間。
あなたもエクスマ塾生になりましょう!
迷っているのはやりたい証拠!

今すぐ! ここから詳細を見てくださいね。

 

・塾生限定「エクスマ学院」募集中

これから「超・個人の時代」になっていく。
あなたの「好きなこと」「得意なこと」を仕事に生かして、世の中や人々に貢献する時代。
それは「自分らしさ」で競争から抜け出すと言うこと。
完全なる「独自化」です。
そのために、教養やリベラルアーツを学ぶことです。
そうでなきゃ、AIに仕事を取って代わられるか、人々から選んでもらえなくなる。
今こそ教養を楽しんで学ぼう!

美術、音楽、歴史、AI、文学、哲学、宗教など、幅広い興味を持つための講座です。
5/21、6/18、7/23
9/17、10/22、11/19
毎回火曜日 13時から1730
【ここから詳細を見てください】

・5/17(金)エクスマ塾生限定セミナー「エレメントE」

映画をテーマに毎月やっているリアルセミナー
5月は「SF映画の想像力」がテーマ。
ここから詳細をみてね。
【塾生限定映画セミナー『エレメントE』|SF映画の想像力】

・藤村正宏のメルマガ

「エクスマ マガジン」<無料>です。

【藤村正宏のメルマガの登録はこちらから】


・講演依頼

オンラインでもリアルでも講演の依頼は大歓迎です。
社内研修、業界団体、勉強会、なんでも気軽に依頼してくださいね。 

【講演依頼はここから】

・エクスマショップ

僕がデザインしたエクスマオリジナルアイテム、Tシャツやパーカーなどを売っています。ここだけでしか買えません。一度見に来てね。

【エクスマショップ】

SNS活用エクスマ思考マーケティング
藤村 正宏をフォローする
タイトルとURLをコピーしました