テクノロジーの発達で価値のない人間にならないために

テクノロジーのカンブリア爆発といわれている、現代の劇的なITテクノロジー進化の時代。
どういう人間が価値になるのか。
そんなことを書いてみました。

コンピューターにできないことって何か?

誰もがコンピューターを使って仕事していますよね。
コンピューターのスペックや能力が高くなったことで、ボクたちの仕事はものすごく効率化しました。
膨大で複雑な計算や情報の記録、蓄積、分析、検索などなど、人間より速くて正確にやってくれます。
これらの分野では、人間はどんなに努力してもかなうわけがない。
そして、さらにコンピューターの能力が高くなっていくのです。
2018年には人間の脳と同じになると言われています。

コンピューターの出現で、なくなった仕事や商品もたくさんあります。
コンピューターにとって代わられたコトがあります。
だって、コンピューターはミスをしないのですから。

長年、日本の教育はミスをしない人間を作りだすことを目的にしていました。
それが、テストの採点ということに表れています。
漢字を間違わない、計算を間違わない、歴史の年号を間違わない。
そういうことばかりに注力してきた。
ミスを犯さない人間が、成績がいい。
そういう考え方です。

でもね・・・、
今の時代、ただ単にミスをしないだけの人間は、何の価値もなくなったのです。
だって、コンピューターにとって代わられるのですから。

人工知能も優秀になっている

さらに、AI(人工知能)の進化がめざましい発展を遂げています。
かなり優秀になっている。
ボクらもAIは身近に使っていますよね。

たとえば、iPhoneに装備されている「Siri(シリ)」。
iPhoneを使っている人だったらSiriは知っていますよね。
「デジタル音声アシスタント」です。

iPhoneのボタンを長押しすると、Siriが立ち上がり、それにしゃべりかけることで仕事をしてくれる。
たとえば「○○さんに電話して」と話しかけると、電話してくれます。
「今日のスケジュール」といえば、教えてくれる。
「近くのコンビニ」とか「~までの行き方」といえば、探してくれたり、地図を立ち上げて教えてくれたりします。
仕事をしてくれるわけです。
かなり優秀です。
それも女性の声で要求に応えてくれる。

何の用事もないのに、Siriに話しかけると、面白い反応をする。
たとえば「ヒマだな~」って、話しかけると。
「人生、そんな時もありますって」とか
「しりとりしましょうか。では私から、アイフォーン、あ、しまった!」とか
「プチプチとかしたらどうですか? 近所のホームセンターを検索しますか?」とか
「私に飽きたんじゃないといいんですが…」とか
「たしかに少し退屈ですね」とか
愛敬のある女性の超えで対応してくれます。

「名前はなんていうの?」
「かわいいね」
「何していたの?」
などなど、話しかけてみると面白いですよ。
遊び心です。
さすがAppleですよね。
楽しいです。

Siriはこんな感じで反応

Siriはこんな感じで反応

AIが普通のユーザーが使う製品に実装されて、成功した例です。
このAI(人工知能)がますます進化していく。
そうしたら、どんどんAIに代わられる仕事も出てきます。

これから価値のある人間とは

現代社会において価値のある人ってどういう人なのでしょうか?
それはコンピューターにはできないことをする人です。

「感性」豊かな人です。

コンピューターがまだ、苦手な「感情」という分野に関することです。
(もしかするといずれAIが感情という分野まで入ってくるかもしれませんけどね)
感動したり、物事に関心をもったり、他の人を思いやったり、協力したり、新しい物事を創造するような人です。
そういう能力をつけるのにはどうしたらいいのでしょう。
感動する気持ちを育てることです。
たくさんの人や物事に積極的に関心をもつこと。

これからのビジネスパーソンは、感性が豊かでなかったら、価値が薄くなる。
だから、もっと文化的なことに触れること。
ビジネス書ばかり読むのではなく、小説を読んだり、映画や演劇、音楽に楽しんだり、美術や工芸に関心をもったり。
文化的なこと以外でも、人と人のつながりや会話を楽しんだり、自然の美しさや他人にもっと関心をもったりね。
常に感性を磨くことを意識することが大事だと思うんですよ。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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