世の中のしくみや思考が変わってきている|流れに乗ることが大切

マスが崩壊しつつある時代にどういうビジネスをするのか

ひと昔前は多くの人に、画一的な情報を届け、同じ商品を大量に買ってもらおうとする時代でした。
マスメディア、マスプロダクトの”マス”の時代です。
マーケティングでは、マスマーケティング。

たとえば服を売っている会社だと、マスですから、不特定多数の人たちに買ってもらうというやり方です。
店舗をたくさん出して、たくさん仕入れて、原材料を安くして、人件費を安くして、いい製品をたくさんの人に安く届ける。
これがマスの考え方ですね。
そのためにはランチェスターの戦略などが有効だった。
マーケティングの4PやSWOT分析などがマーケティングに活用されていた。

でも、人々が発信するツールを安価で持ち、個人でも情報を発信できる。
昔は大企業しか手に入らなかった情報も、誰もが平等に情報収集できる。
そんな時代です。
もうマスという概念が崩壊しているわけです。

マーケティングの分野も、マスマーケティングはなかなか効果がなくなってきています。

多くの不特定多数の人々に、画一的な商品を買ってもらおうという考え方が、とても難しい時期になってきています。
やろうと思ったら、熾烈な競争に巻き込まれる覚悟をして、熾烈な苦しい仕事をする覚悟をして、ギリギリのコストダウンをして競争をして、勝った負けたの世界でやっていかなければいけないということです。

そして、多くの企業がそういうことをいまだにやろうとしている。

勝った負けたで判断するとほとんどの企業が負ける。
ほんの一部の企業だけが、勝つようなゲームです。
勝ったって、利益は薄く、疲労だけが残るようなそんな不毛な戦いに参加するのは、得策じゃない。

それは今の流れに逆らっている、あるいは流れに流されているような状態です。

勝率7割以上のギャンブラーが言った、勝つ秘訣

この激変しているビジネスの環境、流れに流されず、流れに逆らわず、流れに乗ること。
それが大事。
ビジネスの考え方の転換が必要になっている。

以前、すごい話を聞きました。
勝率7割以上というものすごいギャンブラーがいて、この人が勝つ秘訣を話していたんです。
「流れにさからわないことだ」
これはどういうことかと言うと、例えば二人でトランプを引いて大きな数字を引いたほうが勝ちだとします。
そういうときは絶対に自分から先に引かず、相手に先に引いてもらうようにする。
それが流れにのることなのだ。
という話でした。
ボク、そのとき、感覚的にわかった、そうですねって思わず同意しました。

要は、「自分でなんとかしよう! 勝つぞ!」と思って引くと、流れにさからうような状況をつくってしまうということ。
そうじゃなくて、「どうぞ」と言って相手に引いてもらって、自分は残ったほうをスッと引くことが勝つ秘訣なんですよって。
面白いなと思った。
「流れにのる」ことは大切こと。。
すべての環境を受け入れる、あるいはあなたの過去をすべて受け入れる、起こったことをすべて受け入れること。
そこからスタートするというか、そこからやっていくということ。
それがこれからビジネスでしあわせになる秘訣なんだと思うんです。

競争する時代から、共創する時代にシフトしている

流れに乗るためには、今までの常識を捨てること、手放すこと。
当たり前にやってきたことを、もう一度冷静に見直してみることが大事です。

古臭い昔のビジネスの世界では、シェアを奪い合ったり、客を奪い合う、競争と戦いが主流でした。
それが当たり前で、それが常識だったから。
でも、それに参加していたら、圧倒的になれないのです。
競争から共創の時代になったっていうこと。
協調、協力、共生というキーワードが大事です。

お客さまはみんなちがう個性があり、みんなそれぞれの生活をしている。
趣味嗜好もちがうし、ライフスタイルもちがうのです。
画一的なアプローチでは、届かなくなっている。

そういう人たちに、選んでもらうためには、独自の個性的な要素が必要です。
個性的っていうと、目立つことや派手な服装をすることと思いがちですが、そうじゃありません。
あなたの「個」を出すということ。

人間は、ひとりひとりちがう存在です。
あなたと同じ職業で同じ趣味で同じ経歴をもっている人なんて、この世に一人も存在しないのです。
それを発信することが、独自の個性になるということ。

あなたの「個」を出すことで、共感してもらい、関係性ができて、そして買ってもらう。
あなたには、誰もなれないのですから。
独自の価値を創出して、マスで考えないことです。

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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