SNSのいいところ 拍手がすぐに返ってくること

お客さまの反応があるとモチベーションもあがる

SNSのいいところは、拍手がすぐに返ってくることだと思う。
リアルの世界では、誰かに何かをしても、その反応が返ってくるまでに時間がかかることが多い。
感謝の言葉や評価は、数日後、あるいは数週間後に届くかもしれません。
でもSNSは違います。
投稿した瞬間から「いいね」やコメントといった形で、すぐに反応が返ってきます。

これは、とても励みになります。
たとえば、ステージに立ったとき、観客がすぐに拍手してくれるようなものです。
その音が聞こえるだけで、次の一歩を踏み出す力になる。
だからこそ、多くの人がSNSを続けられるのだと思います。

ただし、拍手はあくまで「きっかけ」です。
一度の拍手で満足してしまうと、関係性はそこで止まってしまいます。
ステージと同じで、本当に心に残るのは、拍手のあとに続く会話や時間です。
「いいね」をもらったら、その人の投稿を見に行き、感想を伝える。
コメントをもらったら、ちゃんと返信する。
そうやって拍手をキャッチボールに変えることで、つながりは深まっていきます。

また、SNSの拍手にはもう一つの特徴があります。
それは「思いがけない人から届く」ということ。
久しぶりに会っていない友人、面識のない人、遠く離れた地域の人。
リアルでは出会えなかった相手と、拍手を通じてつながれるのはSNSならではです。

だからこそ、拍手をただの数字で終わらせず、その向こうにいる「人」を感じることが大切です。
拍手が返ってくるスピードに甘えず、その一つひとつをきっかけに会話を始める。
それが、SNSを「単なる発信の場」から「関係性を育てる場」に変えてくれます。

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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