どうすればもっとお客様に選ばれるようになるのか?

マーケティング力を磨かなければ生き残れない

株価は上がっているけど・・・実感しない

もう値下げするしかない――
株価が上がっているけど、コストも上がっている。
景気が戻ってきているらしいけど、人材もいないし、全く実感できない。

そんな言葉がニュースの端々にも、SNSのタイムラインにも流れてきます。

でも、その陰でひっそりと“安売りせずに利益を出し続けている会社”が必ず存在する。
観光、飲食、小売、工務店、どの業界にも。

では、その違いは何でしょう?

答えは、とてもシンプルです。

「マーケティング力」――売る力。
でも、“売り込む力”ではない。

マーケティング力とは「自然に欲しくなる物語をつくる力」

よく誤解されます。

売る力=売りつける
売る力=交渉術
売る力=値下げ合戦

そんなことをしても、現代では長続きしません。
SNSが可視化し、口コミが即座に広がる時代、
“無理やり買わせる”行為はすぐに信頼を失います。

本当のマーケティング力とは、

お客さまが自然と興味を持ち、
気づいたらその世界に入りたくなっている状態をつくること。

押すのではなく、流れる。
追いかけるのではなく、寄り添う。
説得するのではなく、共感でつながる。

その空気感が売上をつくるんです。

春を待っても季節は変わらない

閉塞感の漂う”失われた30年”を“冬の時代”だと言う人がいます。

でも、本当の冬なら、じっと待っていれば春が来る。
しかし現実は、待っているだけでは何も変わらない。

景気が戻るのを待つ会社は沈み、
自分で世界をつくる会社だけが浮上していく。

そして面白いのは、
どんな時代でも売れ続ける商品・サービスは必ずあるということ。

化粧品は売れる。
服も売れる。
旅行も誰かが必ず行く。

不景気ではなく、「選ばれるもの」と「選ばれないもの」がより鮮明になっただけ。

「いい商品だから売れる」時代は とっくに終わっている

旅館がおもてなしを磨く。
ホテルがサービスを向上させる。
飲食店が食材にこだわる。
工務店が職人技を極める。

どれも素晴らしいことですが、それだけでは選ばれない。

なぜなら、
良いレベル”は、みんなもう達しているから。

北海道の旅館でも、
東京のカフェでも、
地方のブティックでも、
「品質が良い」は当たり前の基準になった。

だからこそ、必要なのが「売る力=マーケティング力」。

そして、その売る力には、いまはSNSとAIが欠かせない。

SNSは広告ではなく“風の通り道”にする

SNSは、売り込みの場ではなく、

「世界観の入り口」にする場所。

・阿寒湖の朝の霧
・工務店の現場で流れる木の匂い
・ホテルのロビーに差し込む午後の光
・時計店のカウンターの上に並ぶ小さな時の物語

そんな情景を切り取ると、フォロワーはそっと近づいてきます。

SNSは、商品を売るのではなく
その商品がある世界の温度”を伝える媒体。

押せば逃げる。
ゆるく流せば、人は寄ってくる。

AIは「売る力」を拡張する“裏方スタッフ”

AI時代、マーケティングはさらに面白くなりました。

AIは、あなたが眠っているあいだも、
・お客さまの気持ちを分析し、
・言葉を整え、
・SNSの反応を予測し、
・文章や企画の種を提案してくれる。

誰に、どんなシーンを届けるか” をAIと一緒に深掘りすれば、
エクスマ的な物語はもっと進化する。

AIは、あなたの世界観を奪う存在ではなく、
想像力を広げる“影の脚本家”なんです。

「選ばれる会社」は、必ず“売る力”を自前で持っている

旅行会社からの送客に依存してきた旅館は苦しくなる。
物づくりだけに専念してきた製造業も、売る力がなければ先細る。

どんなにいい商品でも、“自分で売れない”というのは致命的。

逆に言えば、
物語を語れる会社は、どんな不況でも強い。

マーケティング発想を持つ会社は、天候に左右されません。
自分で追い風をつくれるから。

マーケティング力とは“気づいたら好きになっている”こと

それが、売る力。

・無理強いしない
・値下げしない
・押し込まない

その代わり、

・関係をつくる
・世界観を見せる
・物語を届ける
・AIとSNSで「欲しくなる流れ」を設計する

これらが積み重なると、
自然に「選ばれる側」へと変わっていきます。

選ばれる理由は、自分でつくって良い。

今日の実践ステップ

① SNSで「売らない投稿」を3本つくる
商品ではなく、世界観・現場の空気・物語を。

② AIに「あなたの商品の魅力を、比喩で10個」と依頼する
AIは比喩の宝箱。世界観がぐっと立ち上がります。

③ “選ばれる理由”を1枚の紙に書く
値段でも品質でもない、“あなたにしかない温度”。

これを続けるだけで、売る力は確実に育っていきます。

風のように売る時代。追わず、ただそっと流れをつくるだけでいい。”

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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