ピカソの「アヴィニョンの娘たち」を見ていて「創造力」ってなんだろうって思った

創造力って編集力だと思う

土曜日の夜、いかがお過ごしですか?
ボクは今日、一日中家でお留守番でした。
けっこう休息した感じです。
今もまだ眠いけど。

ピカソの傑作「アヴィニョンの娘たち」って知っていますか?
キュビズムという技法発明した、最初の作品です。
これが発表された当時、それはそれは、すごい賛否両論でした。
非難され、罵倒され、悲鳴を上げた人もいた。
しかしながら、絶賛・賞賛の声もたくさんあった。

その後の現代美術をみたら、それが素晴らしい発明だったってことは証明されています。

よくこんな革命的な作品が生み出せたな。
そう思う。
とてつもない「創造力」です。

これからのビジネスで成功をおさめるには「創造力」が必要です。
そして、創造力というのは、ゼロから何かを生み出す力ではない。
そう思うんです。
最初は先人の真似をして、それから自分らしさを生み出していく。
そういった「編集力」が「創造力」だと思う。

何か別のものと組み合わせたり、編集しなおしたり、別のことで考えたり。
そういう能力が「創造力」だと思う。

ピカソ「アビニョンの娘たち」1907年

ピカソ「アビニョンの娘たち」1907年

たとえば、Appleのスティーブ・ジョブズは日本製の炊飯器の電源コードが磁石になっているのを見て、アップルのノートパソコンの電源コードを磁石にしました。
炊飯器のコードをひっかけて、磁石じゃなかったときには、炊飯器ごと落ちてきて火傷をする。
それを防ぐためにコードが磁石になっているわけです。
ノートパソコンも、コードがひっかかって本体ごとデスクから落ちないように、磁石にしたんです。
だってパソコンは高価なものだから。

ジョブズはこんな感じで、他の製品や他の業界のコトを関連させて考えられる能力をもっていました。
そういう能力、連関力、編集力、幅広い視点、そういうものが創造力なんです。

「一見、違ったもの」をつないでみる。

違うジャンルのものを、今の業態に利用できないかという思考。
違う業界の考え方を、今の業態に当てはめてみるという視点。

何もないところからは何も生まれない

ボクたち人間は神じゃないから、ゼロからは何も生み出せません。
どんなに革新的な発明も、世界を変えるような発見も、必ず何かからヒントを得て、そこから生まれてきている。
たとえば、アインシュタインの世紀の発見「相対性理論」だって、ニュートンの万有引力の法則がなければ、発見できなかった。
ニュートンの発見も、ガリレオの「すべての物体は重さに関係なく、同じ速度で落ちる」という発見がなければ、気づかなかった。
ガリレオも古代のアリストテレスの説に疑問を持つことで、発見。
アリストテレスは自然界の現象を観察してそれを発見。
などなど、必ず先人の影響を受けているわけです。

ピカソが1907年に発表した「アヴィニョンの娘たち」は、キュビズムという革命的な絵画の技法の発明と言われています。
でも、ピカソがそこにたどり着くまでに、どれだけの先人の画家たちの作品を模写してきたことか。
ピカソだけでなく、ゴッホだって日本の浮世絵をたくさん模写しています。
名を残している画家は、必ず先輩画家たちの作品を模写して勉強するものなのです。
真似ることがスタート。
そこに新たな発見があり、自分のオリジナルを創作するヒントがたくさんあるからです。

「ブログの記事、もっと読まれる記事を書きたい」
「Instagramでたくさんいいね!がもらえる写真を撮りたい」
「Facebookでシェアされる投稿がしたい」

そう思っているのなら、ブログでもInstagramの写真でも、Facebookの投稿でもなんでも。
いいなと思った人を真似てみることが大事なのです。

真似ること。
そこから創造力は鍛えられ、あなた独自の価値を発見することができるようになる。
学ぶことで、新しいものを生み出すことができる。

真似ることが「創造力」なのです。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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