コミュニティをつくることが大事|見ず知らずの人から物は買わない時代になるかも

エクスマ塾は大きく進化している

エクスマ塾69期の合宿中です。
ボクが主催している「エクスペリエンス・マーケティング塾」は1年間休止していましたが、12年間続いています。

この塾から、いままでたくさんの才能が生まれてきました。
各界で大活躍している人たちがたくさん出ています。
みんな自分らしさを出し、自分の得意なところ、才能を生かし、自分のビジネスを通して、世の中に貢献しています。
そして、もちろん自分自身もしあわせになっている。
そういう人たちの活躍が、ボクの誇りと言ってもいいくらいです。

69期エクササイズの様子

69期エクササイズの様子

ボクが「モノ」を売るな!「体験」を売れ!という本を書いた2001年当時。
今のビジネス環境とはまったくちがっていました。
ソーシャルメディアなんて言葉もなかったし、もちろんスマートフォンもなかった。
そういうものが、普通にガスや電気のようにインフラになるなんて、誰も予想していなかった。
スマホ+SNSで、ビジネスの環境が激変しました。
当然ですけど、エクスマ塾のカリキュラムも、大きく進化しています。

たとえば、以前は「販促実践塾」でした。
でも今は、SNS以外、ほとんど販促のことはやりません。
もう必要ないって思っているから。
販促のノウハウは、Googleで検索したら、たくさん出てくる。

試しに「売れるキャッチコピー」って検索してみてください。
一瞬のうちに約 395,000 件 結果が出てきます。
もちろんボクのブログ記事
【伝わるキャッチコピー 16の法則】
というのも出てきます。
Googleで検索してわかることを、今更塾でやる必要はないと思うし、それはエクスマじゃなくてもほかの誰かがやっている塾に行けばいいことです。

エクスマ塾、ものすごく進化している。

真理は変わらない

もちろん、変えていない部分もあります。
ビジネスの本質、「真理」を探求するカリキュラムは変えていません。
ビジネスの環境が激変していても、変わらない普遍的なことはあります。

ボクは「真理」という言葉をよく使っています。
「真理」っていうのは基本に返ることです。
これはどんなに世の中が変わっても、変わらないことです。
太陽が東からのぼるのと同じ。

たとえば利益ばかり追い求め、なにがなんでも売りつけようとギラギラとした店員がいる店や、感じの悪い店員の店では二度と買いません。
「お客さまが来ない」と言うのではなく、お客さまが来たくなる雰囲気をつくることです。
いい商品と、優しい笑顔あふれる居心地のいい店だったら、「また来たい」と思ってもらえるわけです。

これは今も昔も変わらない「真理」です。

同じ商品を買う場合。
お客さんは、関係の深いところから買う。
便利だから買うわけじゃない。
安いから買うわけじゃない。

嫌な店員がいる店より、感じのいい店員がいる店で買う方がいいに決まっている。
理性や便利さで店を選んでいるわけじゃない。
好き嫌いという、実に感情的なことで選んでいる。

関係が深いところを選んでいるんです。

よく、「ウチの店は立地が悪いから売り上げがあがらないんだよね」って言うことを言う店主がいますが、それだって本当の理由じゃない場合が多い。
わざわざあなたの店に行くほどの魅力がないってことでしょ。

愛想の悪い花屋さんで、お祝いの花束を買いたくない。
これは真理です。
感じの悪いシェフが作る料理は食べたくない。
これは真理です。

恋愛で考えてみてください。
好きな女性に会いに行くのに、立地なんて関係ないはずです。
その女性が魅力的で、会いたいのなら、どこだって行くんですよ。
ボクだったら、東京から札幌だって、福岡だって行きますよ(笑)。

お客さんは、どこの店で買ってもいいのです。
それなのに、どうしてあなたの店で買わなければならないのか?
魅力がある店なら、立地なんて関係ないはずでしょ。
売れないのは、あなたの店に魅力がないからなんですよ。
これを認識しなければならないのです。
関係の深い方から買うんです。

お客さまにひいきしてもらうことが大事なんです。
ひいきしてもらうことが大事です。

コミュニティをつくる発想を持つこと

そして、関係性はモノだけでは生まれません。
体験を売っていると、お客さまとの「関係性」が深まる。
体験というのは商品やサービスではなく、体験です。
さまざまな体験を発信していると、そこに関係性が生まれやすくなる。

激動の時代、「エクスペリエンス・マーケティング(エクスマ)」を実践し、「関係性」を築くことが繁盛するためにとっても大切になってくるのです。

SNS時代こそ、エクスマの考え方が大事になってくる。
エクスマはある意味、SNSマーケティングにとっても有効だってことです。
それはなぜか?
SNSマーケティング では「関係性」がとっても大事だからです。
FacebookやTwitter、Instagramなどで発信するだけでなく、読者やお客さまとコミュニケーションすることがとっても大事だから。

企業が一方的に発信する時代は終わりを告げました。

SNSが浸透して、人々はつながりやすくなり、どんどんつながっています。
企業の情報より、友人や知人の情報のほうを信用します。
そのコミュニティの中で、あなたの会社、お店、商品がどう語られるのか?
これがとっても重要な要素になってくるのです。

友達がSNS上で発信している飲食店に行ったり、友達が読んでいる本をSNSで知って、それを買ったりしたことってありますよね。
ボクはしょっちゅうあります

そのためには、買ってもらう前から、仲良くなっておくことが、一番いいわけです。
コミュニティをつくり出す発想です。
コミュニティの場をつくり出す。
あるいは、あなた自身がその中心になる。

SNSやブログで共感を呼ぶような情報を発信すること。
発信だけではなく、SNSでコミュニケーションすること。
そういうことを、意図的にやってみる。

あなたを中心としたコミュニティができたら、これはすごいです。
SNSを活用して、コミュニティを構築するために、どうしたらいいか。
エクスマ塾では、そんなことも探求する。

もう見ず知らずの人から、物は買わなくなるかもしれません。
「つながりの経済」になりつつあるから。

エクスマ塾の合宿のワークショップをやっていて、考えていたのは、概ねそんなことです。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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