世の中の動きがどこに向かっているのかを知らないと淘汰される

世の中が向かおうとしている風を感じること

世の中は止まることなく動いています。
そうした動きがどこに向かっているのか知らないと、環境が変わった時に焦ってしまいます。
変化していく方向がわかっていれば、それに対して準備することもできます。

たとえば、ボクの長年のクライアント、「カメラのキタムラ」さんは、主流商品であったDPEが、ほとんどなくなりました。
今から13年くらい前、ボクが最初にお仕事をしたときには、DPEは主力商品でした。

【カメラのキタムラ年賀状のウェブ】

DPEって覚えていますか?
ちょっと前まで、写真はフィルムカメラでした。
現像して、プリントして、初めて写真を見ることができた。
ついこの間の話です。
それがすごいビジネスだったわけです。

街角にはたくさん「DPEショップ」がありました。
デジタルカメラの普及で、今はもう、ほとんどみかけなくなりましたよね。
商売の環境が変わったわけです。
それも、すごい短期間に。

カメラのキタムラさんは、世の中の動きをしっかりと捉え、それに対応するために準備をしていたわけです。
たくさんの仮説をたて、思考し、実験し、うまくいかなかったもの、うまくいったものを取捨選択しながら、進んできたような感じです。

デジカメが普及の流れが加速すると判断し、それに対応したDPE以外のプリント商品やサービスをたくさん試したりしました。
年末商品の柱になっている「年賀状」も、そのひとつです。
スマホが普及するということを予測して、スマホはカメラだ、という仮説のもと、新しいサービスをたくさん考え出しました。
アップルの正規代理店になったのも、そのひとつです。
SNSがインフラのようになると仮説をたて、FacebookやTwitter、YouTubeを早い段階から活用し、今はかなり成果を出しています。

そういうさまざまな取り組みが、あるから、今でも商売を続けられている。
というか、発展しています。

世の中の動きがどこに向かっているのかが分からないと、それに対応した準備ができません。
もし、「まさかDPEがなくなることはない」と、日常業務に追われ、不安を感じながらも準備をしていなかったら、確実に今のキタムラさんはありません。
あの「コダック」のようになっていたかもしれない。
世界一のフィルムメーカーだった「コダック」はもう、存在しないのです。
時代の変化に対応できなかったから。

現代社会、世の中は止まることなく動いています。
そうした動きがどこに向かっているのかを知り、それに対応する準備をすること。
そのためには、世の中の動きや新しい風を感じとることです。
シンプルに考えることです。

頭がすっきりしない土曜日の午後、コーヒーを飲みながら考えていたのは、概ねそんなことです。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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