売り込みではなく「情報」を発信|関係性を築くために大切な視点3

共感を伴ったゆるやかな関係性

先日塾生さんと話していて興味深いことを聞きました。
それはお客を囲い込み、必要以上に特別扱いすると、そのお客が理不尽な要求や、できないような特別なサービスを求めてくる。
いわゆる「モンスターカスタマー」になってしまうということ。

僕は既存客を死ぬほど大切にするようにって言っていましたが、死ぬほど大切にしなくてもいいということに気づきました。
べったりではなく、そこそこのゆるやかな関係性が大事なんだな。

時代はどんどんアップデートしているんですね。

大阪のセミナーでスタッフと塾生さんたち
ゆるやかな関係性です

さてさて、最近書いている関係性の記事です。

関係性を築くために大切にしなければならない5つの視点

1:忘れらないようにいつもコンタクト
2:いいお客さまを選ぶ
3:「売込み」ではなく「情報」を発信
4:「個」を出す
5:お客さまを巻き込んで楽しむ

今回は3番目の売り込みするなということを書きます。

あなたらしい情報発信で共感されよう

ソーシャルネットワークっていうのは、「社会のつながり」ってことです。
何も新しいことではなく、太古の昔から、ボクたち人間が当たり前作ってきたものです。
家族や友人、知人との「つながり」です。

それがSNS、フェイスブックやツイッター、LINEなどが普及するとともに、よりつながりやすくなった。
そしてそのつながりが、他の人から見えやすくなったってことなんです。
インターネットの世界は、SNSが登場したことによって、人が中心の実社会に近づきつつある。

だからSNSでの個人のふるまいが、リアルの社会でのふるまいと同じように評価されたり、判断される。
そういうことです。
だから、たとえば、フェイスブックやツイッター上で、「ウチの商品はこんなに素晴らしい商品です、こんなにこだわってます、こんなところが新しいんです」と売込みばかり発言していると、敬遠されたり、嫌われたりするってことです。
リアルの社会でも、自分のことしか考えていないような、自分のことばかり話す人っています。
いわゆる「オレ様情報」。
そういう人は周りからも評価低いでしょ。
それよりも、いつも面白い話をする人、知らないことを面白く教えてくれる人、あなたと共通の話題で盛り上がる人、あるいはあなたの話を面白がって聞いてくれる人。
そういう人とは時間を共有していて、とっても楽しいですよね。

それが「共感」するってこと。

「売込み」ではなく「情報」

SNSの発信で一番重要ことは、売込み情報ばかりを発信してはいけないということ。
どんなにいい商品、世界を変えるような商品でも、その商品情報のことばかり発信していると、誰にも相手にされなくなります。
自社の商品の紹介やキャンペーンの紹介ばかりだと、見てもらえなくなるということ。

SNS活用の目的を思い出してください。
たくさんの人たちと「関係性」を構築することが、目的です。
友人や知人にいきなり商品を売り込んだりしませんよね。
あまり関係性ない「商品情報」を出すのは、空気を読まない投稿になります。

たとえば、あなたが仲間と居酒屋で飲み会をしているとします。
すごく楽しくワイワイと話している時に、友達の知り合いっていうダークスーツの営業マンぽい男性が、名刺を出して自分の商品がいかに素晴らしいかを話すために、割り込んでくる。
「ウチの生命保険の特徴はですね、ほかの会社にはない・・・」
「ウチは印刷屋なんですけど販促物のアドバイスをしているんです。無料の販促セミナーがありますので、ぜひ一度来てください」
「中古のゴルフクラブの買取を強化しています、もし使わなくなったクラブがあったらお願いします。現在キャンペーン中ですので通常の買い取りの20%上乗せします」
友達と遊んでいる場だと思ってください。
その人のこと好きになりますか?
SNSで、関係性が浅いのに商品紹介をするってことは、そんなことをやっているのと同じ。
だから、関係性を築くという視点をもちましょう。

企業のFacebookページが見られないのは、そういう理由なんです。

売込みではなく「情報」を発信すること。
情報で関係性を作り出すことを意図して発信しましょう。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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