
アドベンチャー・ツーリズム 森と湖で「人生の思い出」をつくる──自然体験を“売る”時代の終わり
「アドベンチャー・ツーリズム」が注目されているリゾートは、もう「プランを売る」だけじゃ足りない。お客さんと一緒に、「人生の物語」をつくる時代が来ている。最近、観光業では「アドベンチャー・ツーリズム」が注目されています。簡単にいうと、ただの観光旅行ではなく、「自然や文化と深く関わりながら、ちょっとした冒険やチャレンジを楽しむ旅」のことです。アドベンチャー・ツーリズムには3つの基本要素があります。自然体験(Nature) 森、湖、山、海など、自然の中で活動する。身体的アクティビティ(Physical Activity) ハイキング、カヌー、乗馬、サイクリング、スキー、ダイビングなど、体を動かす。文化体験(Cultural Immersion) 地域の伝統、食文化、歴史、暮らしに触れる。たとえば、アイヌ文化体験や里山での農業体験もこれにあたります。僕のクライアント、北海道の鶴雅グループでも、アドベンチャー・ツーリズムに力を入れています。この3つの基本要素の中で、1の自然体験と、2の身体的アクティビティの要素を入れて、自然体験を「売る」のではなく、「共創」するという、エクスマ的な視点で、勝手にマーケティングプランを作ってみました。