「誰の言葉を信じて買う?」購買行動データが示す意外な事実

やっぱり、つながりがモノを動かす。

「これ、いいよ」
って、好きな人に言われたら、たいてい人は試してみたくなるものです。

SNSを日々見ていて、あらためて思います。
やっぱりね、ものを選ぶときにいちばん影響力があるのは、「つながり」なんですよ。

買い物って、「誰かのおすすめ」が背中を押してくれることが多い。
最近あなたが買ったもの、選んだお店、思い出してみてください。
それって、
「家族がよかったって言ってたから」とか、
「仲良しの友達がSNSで紹介してたから」とか、
そんな理由じゃなかったですか?

Z世代の若い人たちも、似たようなもんです。
ある調査によれば、彼らがモノを選ぶとき、
一番の決め手は「家族や友人からのすすめ」。
次が「信頼できるブランドやサイト」、
その次が「インフルエンサーやセレブの紹介」。

つまり、時代がどんなに進んでも、
“信頼できる誰か”のひとことがいちばん響くってことなんです。

3つのFって、知ってますか?

Family(家族)
Friend(友人)
Follower(フォロワー)

この「3つのF」が、いまの時代の“売れる理由”になってきてます。
昔、僕もそんな話を書いたことがあるんですが、まさに現実になってます。

(数年前に僕が書いた著書『SNS時代のモノの売り方「3つのF」が価値になる』)
<アマゾンにりリンクされています>

毎日、情報があふれるSNSの世界で、
人が立ち止まって読むのは、結局「自分が信じてる人」の言葉なんですよね。

たとえば、こんなふうに。

  • カフェやレストランで、「友達のストーリーで見たから」行ってみる。

  • ファッションで、「親しい人が着てたから」買ってみる。

  • 家を建てるときも、「家族が相談したあの工務店がいいって言ってた」からお願いしてみる。

それくらい、“つながり”って、行動を左右します。
だから企業は、ただ広告を出すんじゃなくて、
“語られるしくみ”をつくることが大事なんです。

あなたのこと、誰かが語ってくれてますか?

いいモノを作るだけじゃなくて、
それが「誰かに話したくなる」ように、つくり方を変えていかないと。

  • 思わず友達にシェアしたくなる商品になってる?

  • 体験したお客さんが、自分から話したくなるサービスになってる?

  • SNSでフォロワーが自然に拡散してくれるような投稿、できてる?

あなたが誰かの「おすすめ」になるために。

“3つのF”が力を持ついま、
ビジネスは「何を売るか」じゃなくて、
「誰とつながるか」で結果が決まる時代になりました。

意識してみてください。
あなたの店やブランドが、誰かの“信頼できるひとこと”になるように。

語られる存在へ。
その一歩は、案外すぐそこにあるのです!

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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