エクスマ思考

「神の見えざる手」が見えなくなった日

「もっと早く、もっとたくさん」が止まらない。 いま、資本主義っていう仕組みが、ガタガタしてる。 どうしてかっていうと── 「短期で儲けること」だけが、評価されるようになったからです。 たとえば、銀行。 お金を貸すとき、返してもらえるかどうかで判断する。 それはもちろん当然なんだけど、 「今すぐ儲かりそうな会社」にしか貸さない。 投資家もそう。 株を買って、値上がりしたらすぐ売って利益を得たい。 だから、派手な成長を見せる会社が好まれる。 つまり、企業もどんどん「短距離走型」になっていくんです。 長くてゆるやかな未来より、今すぐの数字。 ──50年後、世界の食糧危機を救うかもしれない技術? 残念ながら、いま儲からないから投資はナシ。 その結果、どうなったか。 ・環境を破壊してでも、早く稼げる工場を建てる。 ・労働者を安くこき使って、数字をつくる。 ・モノが売れるように、大げさな広告を流しまくる。 ・「必要ないかも」と思わせないくらいの熱量で、欲望を煽る。 「売れたら勝ち」みたいな空気が、あちこちに広がって、 しまいには、粉飾決算とか、安かろう悪かろうの商品とかまで平気で出てくる。
SNSマーケティング

商いは、恋に似ている 好きになってもらう投稿をしよう

販路って、広げれば広げるほどいいと思われがちだけど、 広げたぶんだけ、メッセージがぼやけることもある。 たとえば、誰でも入れるようにとドアを全部開けていたら、 中の空気が逃げちゃって、なんだか落ち着かない場所になることもある。 「あなたのためだけに、このドアを開けてます」 そんなふうに、しっかりドアを選んでくれるお店や会社に、 人は安心するし、惚れ込むんじゃないかなって思います。
SNSマーケティング

「見られてない」は当たり前|関心に寄り添う発信だけが届いていく

最近、つくづく思うんですけどね。 人は、「あなたが言いたいこと」なんて、あんまり聞きたくないんです。 「自分が知りたいことだけ知りたい」。 それが、ふつうの人間です。たぶん、僕も、あなたも。 たとえば。 お腹がペコペコのときに「最近の火星探査について話したいんだけど…」って言われても、ぜんぜん頭に入ってこないでしょ? 今、知りたいのは近くにおいしい蕎麦屋があるかどうか。それだけ。
SNSマーケティング

「誰の言葉を信じて買う?」購買行動データが示す意外な事実

「これ、いいよ」 って、好きな人に言われたら、たいてい人は試してみたくなるものです。 SNSを日々見ていて、あらためて思います。 やっぱりね、ものを選ぶときにいちばん影響力があるのは、「つながり」なんですよ。 買い物って、「誰かのおすすめ」が背中を押してくれることが多い。 最近あなたが買ったもの、選んだお店、思い出してみてください。 それって、 「家族がよかったって言ってたから」とか、 「仲良しの友達がSNSで紹介してたから」とか、 そんな理由じゃなかったですか?
エクスマ思考

センスがいい人は、なぜ選ばれるのか? 一流の料理人はアーティストみたいだ

支笏湖にあるホテル『水の謌』で、鶴雅グループ全体の執行役員調理部長、鎌田さんに会って、一緒に夕食を食べました。会話をしているうちに、前に会っていたことに気づく。そして以前のブログを調べたら、書いていた。 当時、鎌田さんは30代前半の若さで、『水の謌』の料理長でした。 鎌田さんの料理は美味しいのは当たり前なんだけど、センスがとてもいい。 クリエイティブなんだ・・・と思ったら、このブログを読んで納得しました。
SNSマーケティング

SNSってちゃんと使うと やさしい|関係を、育てていく仕事なんだ

SNSは“誰かのそばにいる”ための道具だと思う SNSって、なんとなく「賑やかな場所」っていうイメージがありますよね。 バズとか、炎上とか、トレンドとか、常に何かが流れてる。 でも、僕は思うんです。 SNSって、本当は“やさしい道具”だって。 使い方を間違えなければ、誰かとちゃんと向き合える。 使い方をちゃんとすれば、関係が少しずつ育っていく。 そんな道具なんじゃないかなって。
SNSマーケティング

話す、聞く、笑う|SNSってほんとはそういうこと

SNSって、なんのためにあるんだろう? バズるため? 売るため? 情報を届けるため? どれも間違いじゃないんだけど、 僕はもうちょっと、別のことを信じてる。 SNSって、ほんとは “話す、聞く、笑う” 場所だと思う。 カフェや居酒屋で友だちとおしゃべりするみたいに、 ゆるくて、たのしくて、ちょっと本音もこぼせる。 そんな空気があるSNSが、僕は好きです。
SNSマーケティング

法人営業(BtoB)でもSNSは効くのか? 答えは「効きます」

BtoBの世界って、どうしても「価格」「納期」「機能」で勝負、みたいな空気があるけど、 ほんとはそこだけじゃない。 どの会社と組むか。誰と一緒に仕事sをするか。 そういう“人と人の関係”のほうが、あとあとずっと大事になってくる。 で、そんな「関係性」が、実は発信でつくられていくんです。 BtoBの世界でも、つながりの経済がはじまってるなぁと感じます。
SNSマーケティング

SNSのすごいところ|「いいお客さん」が、自然と集まってきてくれる

SNSって、けっこうすごい時代になってきたなぁと思うのは、 「いいお客さま」を自分で選べるようになったこと。 たとえば昔は、どんな人がお店に来るかなんて、まったくわからなかった。 商店街の八百屋さんだったら、近所のおばちゃんも来れば、ちょっと横柄なおじさんも来る。 どんな人が来ても「ありがとうございます」って言って、笑顔で対応してた。 それが「商売」ってものだった。 でも今は、SNSがある。 たとえば、あるパン屋さんが毎朝「今日の焼きたてクロワッサンです」って写真と一緒に投稿してたとする。 その投稿に「おいしそう〜!」「明日行きます!」って反応してくれる人がいたら、もうその人とはつながりができてる。 「この人は、うちのパンのこと、好きなんだなあ」ってわかる。 つまり、「うちの商品が好きな人」=「いいお客さん」が、自然と集まってきてくれるんです。
SNSマーケティング

発信を続けること=信頼を貯金すること

信頼って、いきなり生まれない。 知らない人は、信用できないし。 だからこそ、「情報の量」って、信頼につながってるんです。 つまり、発信を続けること=信頼を貯金すること。 そしてその信頼が、いつのまにか商品やサービスの価値につながっていく。