種類が多すぎると売れない 選んであげるという考え方をしよう

選択肢が多いのはいいことだけど・・・

「20種類のボディカラーがある車。内装のカラーが40種類ある。これで何百通りの組み合わせができます」

という車を売っても、それはお客様にとって、あまり意味がないことです。
ほとんどのお客さんはあまりにも多すぎて、組み合わせができないからです。
選択肢がたくさんあったとしても、ディーラーが「これが一番いいですよ」といったものに決めてしまいがちです。

選択できる権利があるというのは、なんとなくいいような気がしますよね。
「デザインや色を選べる商品です」っていうのは、いいような感じがする。
でも人間は、選択肢が余りにも多過ぎると「選ばない」という判断をする人も多いのです。
選びたくなく。
選ぶのもエネルギーを使うからです。

現代社会は、忙しくて、他にもエネルギーを使うことがたくさんあるのですから。

多い種類より厳選した種類のほうが売れた

僕は以前、自分の主催するセミナーで実験したことがあります。
セミナーで僕の書籍を売る実験です。

・Aというセミナーで10種類のボクの本を売る。
そうすると、みんな「どれがいいですか?」って聞いてくるんです。
「これがいいですよ」って言うと、みんなそれを買う。

・Bというセミナーでは本の種類を3種類にしぼって売る。
「今日のセミナーでお話ししたことはこの3冊にすべて書いてあります」
そうすると、同じくらいの参加人数、同じようなマーケティングセミナーで、結果は・・・

Bのほうがトータル販売数が多いのです。
何度も実験しましたが、種類が少ない方が売上がいいのです。
まとめて3冊買っていく人が、圧倒的に多い。
この実験から導きだされる結果。

「選択肢が多いというのは、あまり価値ではない」

そういうことです。

あなたの商品やサービス、ちょっと見直してみてください。
自由に選んでもらうのもありですけど、あらかじめ選んであげるという考え方をしてみましょう。

・選ぶのが面倒くさい、選びたくないお客様はいないか?
・そういう人たちは、どういう商品の組み合わせが欲しいのか?
・お客様の代わりに選んでみる。

そうすると、新しい価値が生み出されることもあるのです。

 
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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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