彼らに嫌われるとやっていけない時代
最近エクスマセミナーでも「Z世代」のことを話しています。
25歳以下の人たちをZ世代って言いますよね。
物心ついた時から、スマホとSNSが当たり前にあった世代。
「スマホを中心に使っているなんて知ってるよ」
って思うかもしれないね。
でもね大事な事は、スマホ一択で、他を触ったことがないって言う感覚を想像できるかってこと。
パソコンすら使っていない。
お金に余裕がある特別な人がパソコン持ってるって感じ。
僕たち大人世代は、パソコンがあってスマホが出てきたから、パソコンみたいな電話って思ってるけど、彼らは最初からスマホだけ。
だからスマホしか使わない。
さらにですよEメールなんかしてねーよって話。
「え?アドレスに送信?何その面倒くさいこと。メッセージアプリで直接じゃだめなの?
つてこと。」
メッセージアプリ、MessengerとかLINEとかねいろいろあるわけですよ。
そういうものを駆使して生活しているわけです。
もはやEメールすらも太古の文化だと思われてるんだ。
そういう世代がどういうことを考えるか?
ググることすらしないで直接Amazonで検索する。
直接YouTubeやInstagramを検索して商品やサービスを知る。
オールスマホ、これが想像できていますかってこと。
だから、スマホファーストなんて当たり前なんです。
スマホファーストじゃなかったら怒る。
「気持ち悪いサイト。パソコンみろってか、ふざけたビジネスやってんなぁ」
「パソコンのみ?ウェブサイトもない?ふざけんなよどうすればいいんだよ、店頭にこいって、舐めてんのか?」
「なんでスマホでできないんだよ。メールよこせってなんだよ。直でメッセージアプリを届けろよ。言いたいことがあるなら」
って言う怒りを覚える。
そういう世代なんですね。
Z世代の価値観ってエクスマっぽい
Z世代の特徴
自分独自のスタイル
モノより体験を重視
多様な価値観を重視
直感的
完璧を求めない
企業の地球環境・社会問題への取り組み
エクスマの思想とかなり似ていると思う。
完璧を求めない低カロリーなところとか、多様性を認めるとかね。
Z世代の人たちの価値観ってとても面白いなぁって思う。
そして数年後には、この価値観が世の中のスタンダードになっていくんだろうなって思うのです。
もちろん消費の中心もこの世代になっていく。
Z世代について今勉強しておくことは大切だと思う。
日本はZ世代ブームも少し遅れてくることになるからです
アメリカではZ世代ブームです。
これから世界的にもZ世代が消費の中心になっていく。
数年後には必ず日本にもやってくる。
「ウチはそんな若い世代を相手にしていないから、関係ないよ」
そう言っていると、完全に世の中から取り残されてしまいます。
今売れている商品も楽曲も、この世代がきっかけになって売れているものがたくさんあります。
彼らはSNSを息を吸うように使っている。
ということは、たくさんの人とつながっているっていうこと。
そして、大人より発信力が圧倒的だということ。
だからアメリカの企業はこれからの可能性とその規模の大きさを見て、ゼットに嫌われたらおしまいって思っている。
そっぽ向かれたらおしまい。
何の商品も買ってもらえない。
だから彼らの動向を注視して、彼らに合わせたマーケティングやブランディングをしている。
「3つのF」がとても力を持っている
ある調査で、Z世代の購買のきっかけのデータが発表されていました。
「購買行動の決定要因」
誰の意見を聞いて消費するかってことです。
その結果がまさにエクスマで言っていることでした。
1位 両親、家族、友人、個人的つながり
2位 信頼しているブランドやプラットフォーム
3位 セレブ、インフルエンサーなどから
僕が2018年に出版した本
「3つのFが価値になる」<日経新聞出版社>
(Amazonのリンク)
の世界がますます現実を帯びてきているのです。
アパレルや飲食など、同世代から影響を受けるものは友人から。
高額なIT製品や車、保険、銀行、学校、などを選ぶときは両親や家族に聞く。
そんな感じなんでしょうね。
企業がやらなければならないことは、オンライン上で自社のいいクチコミを促進することなんです。
そのためには日頃からSNSに投稿して、そこの場で交流し「共感」を得ることです。
カンタンに言うとSNSで好きになってもらうことなんです。
今からでも遅くありません。
自社のSNS活用を今一度見直し、現代の流れに合った活用にしていきましょう。
そのために、エクスマを勉強してほしいなと思うのです。
藤村 正宏
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