とりあえずやってみよう!は響かないのか? Z世代は試行錯誤のタイミングが違う

オトナ世代が昔の常識に縛られている?

先日流れてきたWebの記事がとてもおもしろかった。
今の若い世代とオトナ世代との思考や価値観のギャップを、若い世代の人が解説している記事。

「とりあえずやってみて」とか「まずは自分で考えて」が、今の若者に響かない理由

そういう記事です。

「とりあえずやってみよう!ダメだったら変えればいいんだから、ね!」
ってTikTok動画の最後に決めゼリフのように言っている僕としては「あれ?」って感じで興味を持った。
でも、記事を読んで納得した。

最近の若い世代は

「すぐに答えを知りたがる」
「自分の頭で考えない」
「タイムパフォーマンス(タイパ)ばかり気にする」
「無駄なく最短ルートで成長したい」
「試行錯誤するのが嫌い」
「人の話を理解できない」

そういう文脈で語られることが多い。
そんな若者批判をしているのを見かけることがあります。
きっとあなたも見たことがありますよね。

そのような文脈の記事や本に出会うたびに、それはオトナ世代の捉え方が違うんじゃないのって思っていた。
僕が知っている若い世代の人たちは、自分の頭で考えるし、人の話を理解できるし、逆に話が早く通じて、仕事のスピード感もある。
オトナ世代は、今までのビジネスや仕事の常識的なやり方で考えているから、若い世代の思考や行動に戸惑うんだと思う。

思考がどう違うのか。
それを少しこの記事から引用してみます。


わたしは今年20代を卒業した91年生まれなので、「若者」といっていいのか怪しいが、たしかにそういう傾向はある。
「とりあえずやってみて」「まずは自分で考えて」と言われるのが、大嫌いだから。

ググればわかることを、わざわざ試行錯誤するのって無駄じゃない? 答えを知ってるなら教えてくれればいいじゃん、ケチケチせずにさ、と思う。

そしてここで話を終わらせると、「若者は楽して答えをもらいたがる」「若者は試行錯誤が嫌い」という結論になってしまう。

でも、そうじゃないんだよ。
若者は、正解を探すまでの過程じゃなくて、正解を見つけた「あと」に試行錯誤するんだよ。

さらに上司の仕事の出し方について、具体的にこう言及しています。

「とりあえず資料つくって」「まずは自分で企画を考えて」のように、「答えを見つける過程で努力しろ」というのは、若者には響かない。

なんで情報をシェアしないんだ、攻略法を秘密にするなんてケチくさい、と思われる。

でも、「サンプル3つあるからそれを見て資料つくって」「過去の企画の記録を参考に新しい企画出して」というように、「答えを与えたうえでその応用のための試行錯誤」であれば、たぶん多くの人は喜んでやると思う。

そうなんですね。
答えを知って、そこから試行錯誤するってこと。

物心ついた時から、スマホが日常的にあって、わからないことはスマホで調べる。
それが日常的に習慣になっている若い世代にとっては、正解には価値がない。
そこから先の試行錯誤が大切なんだ。
意識的か無意識かはわかりませんが、そんな価値観を持っているんじゃないかなって思うのです。

ある意味、それって複雑で意味が深い。
正解は、誰もがみんな同じ。
個性がなくなっていく。
まず正解を知り、そこから試行錯誤していく。
もしかすると、その方がよりクリエイティブで、オリジナルのある仕事になっていくようにも思えるのですよ。

すぐに答えを知りたがる若い世代と出会ったら、それは深く思考しているんだと思ってみるのも、さまざまな発見につながるかもしれません。

<全文はこちら>
「とりあえずやってみて」とか「まずは自分で考えて」が、今の若者に響かない理由。

 

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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