自動生成AIの「Chat GPT」の破壊力
ChatGPTで、インターネットの世界は「コンテンツの時代」が終焉を迎えてしまった。
ChatGPTは、短時間でかなりよくできた文章を生成してくれます。
僕たちは、コンテンツを考えて、文章を書き、編集して、発信することにかなりの時間がかかっていました。
ところがChatGPTはその時間を劇的に短縮させました。
まとまったプロットから、十分使える下書き、人々の感情に訴えるタイトルまで、一瞬のうちに作ってくれます。
コンテンツクリエイターの仕事のアシスタントとしては、かなり優秀です。
もちろんそれだけでは使えません。
そこに自分なりの編集や、オリジナリティを加えていく必要がある。
でもね、こんな感じでみんなChatGPTを使い出すと、似たようなコンテンツが世の中に溢れることも懸念されています。
よほどオリジナリティが溢れているもの、独自性があるものしか生き残れない時代なのです。
単なる役立つ情報とか問題解決する情報だと、個性がなくなって今まで見てもらえたものが、見てもらえなくなるってことです。
さらにSNSがもはやインフラのようになっている。
多くの人がSNSでコミュニケーションしている。
こう考えてみると「コンテンツの時代」から「コミュニケーションの時代」に移ったと言うことも納得しますよね。
お客さまを巻き込んで楽しもう!
少し前までは、企業は役立つ情報、有益な情報、見込み客が関心ある情報を発信することが大切でした。
でも、今は少し様子がちがってきた。
いいコンテンツを発信することも依然と重要なことなのですが、ただ役立つ情報を発信するだけでは充分じゃない時代になったのです。
あるデータによると、生活者は、インターネットでコンテンツを閲覧する時間より、SNSなどで交流する時間のほうが増えているそうです。
だから、これからのマーケティングを考える時には、人々がweb上でどういう行動をするのかを理解することが、とっても大切になってくるのです。
人々はweb上で、たくさんの人から情報を受け取り、また自信で発信し、さかんにコミュニケーションが行われている。
そして多くの人々は、ごく近しい人の情報をもとに、行動しているのです。
となると、企業も生活者にただ「役立つ情報」を届けるだけではやっていけない時代だということ。
ただ発信して終わりではなく、その情報を受け取る人とコミュニケーションすることが非常に大切だということ。
そしてコミュニケーションは人と人との間で生まれるということです。
企業と人の間では生まれない。
だから、一方的な企業サイドの情報発信は、コミュニケーションではない。
webはまさに人が中心の社会になりつつあるのです。
だからこそマーケティングの考え方、やり方を変えていかなければならない。
どういう風に変えるのか。
「コミュニケーション」がキーワードになります。
あなたの想定しているお客さまに有益な情報を提供して、さらに交流する。
そして、その交流に、お客さまの親しい関係にある人々も巻き込むという考え方です。
コミュニケーションしましょう!
あなたなら、大丈夫!
藤村 正宏
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