AIの普及がスタートする年
もっと早く書こうと思っていたのですが、地震や航空機の事故など、心が折れることが連日起きていたので書くのが遅くなりました。
それはAI(人工知能)のことです。
今年2024年はAIが一気に世の中に浸透していくと思っています。
AIが当たり前にビジネスに使われるようになっていくスタートの年ということです。
そんな時代になった時に、しっかりと対応していくために、どんな思考や行動をしたらいいのでしょうか。
一昨年、2022年11月に米オープンAIの「Chat(チャット)GPT」が公開され、生成AIの活用が世界で本格化したのが昨年でした。
これで仕事の効率化や利便性が一気に高まりました。
Chat GPTが普及することで、Chat GPTの進化だけではなく、他のAIの開発も進み、テキスト生成、画像生成、音楽生成、プログラミング生成などなど、精度がとても良くなってきました。
今まで人間しかできないと思われていた仕事もAI ができるようになっている。
実際に使っていると、驚くことや感心することも多い。
今まで自分ではできなかなった、さまざまなことができるようになって、楽しくなる。
この進化のスピードを考えると、2030年頃まで(6年後)には、当たり前に仕事で使っているようになっているでしょう。
というか使っていないとビジネスができない環境になっているんだと思う。
現在、僕たちが普通に使っているスマホのようにね。
考えてみたらスマホも登場してから、多くの人が普通に使うようになるまでに、7〜8年かかりました。
日本で最初にiPhoneが発売されたのは、2008年「iPhone3G」。
僕が最初にiPhoneを買ったのは、東日本大震災の年、2011年9月2日。
なぜそんな正確にわかるのかというと、昔書いたブログを見たから。
そのときは「iPhone4」。
ソフトバンクしかiPhoneを扱っていなかったので、それまでdocomoだったんだけど、この日から乗り換え。
まだライトニングケーブルじゃなかったiPhoneです。
そのころはスマホも今のように普及はしていなかった。
一般的にみんなが使うようになったのは、たぶん2015年前後じゃないかな。
それを考えてみると、2023年にChat GPTが日本で始まり定着するのが2030年頃かなって思った。
スマホ以上のインパクト
でも今回のAIの普及は、スマホの普及とは意味が違いすぎます。
AIの進化により、めまぐるしく世の中が変化します。
正解とかルールが、次々と激しく早く変わる。
自分の仕事とか立場とか役割が見えなくなってしまい、不安になる人も多くなるでしょう。
さらにAIは、いいことばかりではなく、負の側面もあります。
AIを使った詐欺でビジネス被害が2倍になっていると言う記事が、大晦日の日経新聞の1面でした。
<参考:日経新聞電子版>
「詐欺師の正体は生成AI ビジネス被害は2倍 声・メール模倣、素早く」
有料記事なので、全文の引用はできませんが要約するとこんな感じです
2023年上半期には、世界のビジネス詐欺が前年同期比89%増加し、日本ではネットバンキングを通じた不正送金の被害が前年の16倍に急増しました。
AIは、人間の声や商習慣を模倣して新たな犯罪を生んでおり、フィッシング詐欺などで使用されています。
米国のOpenAIによる「ChatGPT」の公開以降、生成AIの活用が本格化しましたが、その負の側面も明らかになっています。
AIによる詐欺メールの生成は効率的で、米IBMの実験ではAIが作成した詐欺メールに人間がだまされる割合は11%でした。
さらに、AIを使用した子どもの性的画像や有名人の偽画像の増加も問題視されています。
生成AIの市場は大きく成長していますが、その悪用を防ぐための対策は始まったばかりで、G7やEUはAIの包括ルールの導入で合意しています。
一つの価値観に縛られるな
AIの進化であらゆるものが変わります。
正解が変わるし、ルールも変わる、常識も変わる。
そして、仕事の意味や働き方も変わります。
そんな時代には、一つの価値観に縛られないで、もっと自由になりましょう。
自分が楽しいと思うこと、面白いと思うことに向かいあい、それを突き詰めること。
楽しいか、楽しくないかで選択する。
そのほうが、結果的に、よりしあわせなビジネスができるようになる。
もっと自由に、もっと柔軟性を持って、自分の仕事や人生をデザインしていきましょう。
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藤村 正宏
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