SNS時代なんだから 違いを楽しむという生き方をしよう

比べない・競わない社会を自分の周りに

「他の人と違ってもいい」
この言葉を心から受け入れられるようになると、人生がずいぶん軽やかになります。

でも、実際にはなかなか難しい。
学校ではいつも「平均点」を求められ、社会に出ると「比較」と「評価」にさらされる。
SNSを開けば、誰かの成功や華やかな日常が目に入り、つい自分を測ってしまう。

──あの人の方がすごい。
──自分はまだまだだ。

そんな気持ちが、ふと胸の奥にわいてくる。
でもね、もうそんな時代じゃないと思うんです。

正解が一つしかなかった時代は 終わった

これまでは、誰もが同じ方向を目指していました。
いい大学、いい会社、安定した生活。
“成功”という山の頂上がひとつしかなかった時代。

ところが、今は違う。
SNSの登場で、ひとりひとりが発信できるようになり、
それぞれの価値観が光を放ち始めた。

ある人にとっての「成功」は、上場企業の経営者かもしれない。
でも別の人にとっては、
「好きな人と好きな時間を過ごす」ことが最高の成功だったりする。

つまり──
成功のかたちは、ひとりひとり違っていい。
「違いを恐れず楽しむこと」が、これからの時代の新しい教養です。

「同じであること」より「違うこと」が価値になる

人間関係もビジネスも、これまでは“同質性”が安心を生んでいました。
「みんな同じ方向を向いていれば安心」
「空気を読むことが美徳」

けれど今は、違いこそがチームや組織を強くする。
視点の異なる人が集まるから、
ひとりでは思いつかない発想や新しい体験が生まれるのです。

違いとは「ノイズ」です。
でも、ノイズを排除してたら、画一的な、おもしろくない社会になってしまう。
ノイズがあってこを豊かなんだと思う。

逆に、ノイズを認め、それをを自分でハーモニーにしていく工夫をすればいい。
社会が多様になるということは、
いろんな音色が混じり合って、美しい音楽になるということです。

違いを受け入れる人は 世界を広く持てる

「違う意見を聞くと腹が立つ」という人がいます。
でも、それはまだ世界が狭いというサイン。
違いを受け入れる人は、視野が広く、心に余裕がある人です。

違う意見を否定するのではなく、
「なるほど、そういう考え方もあるんだね」と受け止める。
それだけで、対話は柔らかくなり、関係が深まります。

エクスマ塾でも、年齢も職業もバラバラな人たちが集まります。
経営者もいれば、アーティスト、フリーランス、会社員。
立場は違うのに、共通しているのは“違いを面白がる”姿勢。

みんなが同じでなくていい。
むしろ、違うほうが面白い。
そこに新しい価値が生まれるからです。

「批判」より「理解」を選ぶ

SNSを見ていると、意見の対立や誹謗中傷が目につきます。
自分と違う考え方を“間違い”だと思ってしまう。

でも本当は、
「違い」は“間違い”ではなく“多様性”です。
理解しようとする姿勢があれば、対立は対話に、批判は学びに変わります。

だからこそ、これからの時代に必要なのは
「わからないを抱きしめる力」だと思う。
理解できないものを、無理に裁かない。
それをそのまま受け入れることが、成熟した社会の第一歩です。

違いを楽しむ人のまわりには 自然と人が集まる

他人の違いを否定せず、認められる人。
そんな人のまわりには、いつも笑顔が集まります。
なぜなら、人は“安心できる場所”に集まるからです。

相手の個性を受け入れること。
それは相手を尊重することでもあり、自分を信じることでもある。
比べない、競わない、でも互いに刺激し合う。

そんな関係が広がれば、社会はもっと優しくなる。
そしてその優しさが、次の創造を生む。
「違いを楽しむ」という生き方は、
やがて“協調の時代”のエネルギーそのものになるでしょう。

今日のまとめ

  • 成功のかたちはひとつではない
  • 違いこそ、チームや社会を豊かにする
  • 理解できないものを抱きしめる力を持とう
  • 批判ではなく、共感を広げよう

みんな違って、だからこそいい。
その違いを楽しめる人が、次の時代をつくる。

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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