経営者やビジネスリーダーは一度バカになってみよう

経営者が一度“バカ”になると会社が動き出す

そろそろ年末です。

この画像、何を意味しているか、わかりますか?
「誰よりも早く出社して、会社の周りを掃除している社長を、迷惑がっている社員たち」

そんな画像です。wwww…

実際いますよね。そういう経営者。
社長が社員より早く出社して、トイレ掃除とかする社長や上司。
どこかのリーダーシップセミナーで、教わったんでしょうけど、今の時代は完全逆効果ですよ。
なぜかって、理由は単純。

社員は居心地が悪くなる。

そんな社長や上司は、プレッシャーに感じるからね。

NHKでやっている「一流の流儀」とかを見た後に、「オレには無理!」とか「特別な人だからね」と思う気持ちとちょっと似ている・・・え? 違う? 笑www

ともかく、居心地が悪い会社にはいつまでもいませんよ。

経営者やビジネスパーソンは、年数を重ねるほど「賢く」なっていく。

経験が増え、
失敗も知り、
業界の常識も理解し、
先のリスクも読めるようになる。

それ自体は、とても大切なこと。

でもそういう会社は時々、ある段階から、会社が動かなくなる瞬間がある。

会社が止まるとき、経営者は「正しく」なりすぎている

売上が伸びない。
新しいことが生まれない。
若い社員が動かない。
会議が重たい。

そんなとき、現場に何が起きているかというと、

経営者が
・間違えない判断
・無難な選択
・説明できる結論
を出し続けている。

賢さがブレーキになっている状態。

「バカになる」とは考えないことではない

ここで言う「バカになる」は、思考停止することじゃないんだ。

むしろ逆。

・よくわからないけど、やってみる
・説明できないけど、面白そう
・数字はまだないけど、違和感がある
・失敗しそうだけど、ワクワクする

こういう判断を、あえて許すこと。

経営者が一度、「賢く見せる役割」を降りた瞬間、会社の空気が変わる。

経営者の“バカさ”は、社員の安心になる

面白いことに、経営者が完璧であろうとするほど、社員は黙ります。

・失敗できない
・変なことを言えない
・正解を当てにいく
・顔色を見る

でも、経営者が
「いや〜、よくわかんないんだよね」
「それ、ちょっとやってみない?」
と言い出すと、社員の表情が変わる。

会社に余白が生まれるんだと思う。

AI時代は「賢い経営者」が一番つらい

AIが普及すると、知識量、分析力、ロジックでは、人間はもう勝てない。

・正解を出す
・説明する
・計画を立てる

この役割は、どんどんAIに移っていくし、それでいいと思う。

それでも経営者が
「自分が一番賢くなければ」
と思い続けると、苦しくなる。

これからの経営者の仕事は「問いを出すこと」

AI時代の経営者に求められるのは、

・答えを出す人
ではなく、
・問いを投げる人

しかもその問いは、未完成で、曖昧で、ときどきバカっぽいくらいがいい。
でも、その問いがあるから、社員もAIも動き出す。

会社が動き出す瞬間は、とても緩やか

でもね、劇的な改革が起きるわけではありません。
経営者が、少し力を抜いて、少しバカになって、少し雑な問いを投げる。

それだけ。

でも、そうしてみると、

・会話が増える
・実験が始まる
・失敗が共有される
・アイデアが動き出す

会社は、少しずつ、でも確実に動き始めると思うのです。

「バカになれる経営者」は強い

これから強いのは、一番賢い経営者ではない。

一度、賢さを手放せる経営者です。

・脱力できる
・遊べる
・わからなさを楽しめる
・人やAIに任せられる

経営者が一度“バカ”になると、会社はようやく、本来の力を出すんじゃないかと思うのです。
あなたが当たり前にやっていることが、実は今、全く価値にならないどころか、マイナスになっていることがあるかもしれない。

そんな話をするセミナーあり〼

学びに来なくていいし、賢くなりに来なくていい、そんな感じ。
ただ、肩のチカラを抜いて、心にゆとりを感じに、来てくださいね。

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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日時:2026年2月5日(木)14:00〜
会場:『小劇場 アトリエファンファーレ東池袋』

東京池袋で実施します。リアル開催のみです。

このセミナーのタイトルを見て、
「え、バカって…」
「それ、怒られない?」
と思った方、大丈夫!

ここで言う「バカ」は、
テストで0点を取ることでも、
何も考えないことでも、
仕事をサボることでもありません(笑)

むしろ逆です。

AIがどんどん賢くなって、
正解も、最適解も、
効率のいいやり方も、
だいたい教えてくれる時代になりました。

となると——
人間まで、そんなに賢くなくていいんじゃない?
という話です。

詳細はここから見てね。
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