世界は不透明なのではなく「未確定」なだけ

「ふと思う」の「ふと」って重要

昨日のブログ
【あなたの「未来」を決定しているものの正体とは】
を書いていて、ふと思った。

「ふと」思うことが多い。

でも、この「ふと」って、いいよね。
計画的でもなく、戦略的でもなく、「なんとなく感」があって。
いいかげんで、短絡的で、でも重要なことだったりする。



そう、ふと思ったこと。

世界は不透明なのではなく、未確定なだけなんじゃないの。

そういうこと。
伝わっているかな?

最新の物理学の世界では

「先行き不透明な時代」

ここ数年、この言葉を聞かない日はないほど。
ニュースでも、ビジネスの現場でも、そしてSNSでも。
でも、この言葉に少し違和感を感じた。

本当に、世界は「見えなくなった」のだろうか。
それとも、もともと世界はそんなにハッキリしたものではなかったのに、僕たちが「見えているつもり」になっていただけなんじゃないの。

物理学の世界、特に量子論の考え方では、世界は最初から一つに確定して存在しているわけではない、と考えられているんだな。
「観測されるまでは、状態は決まっておらず、いくつもの可能性が重なり合ったまま存在している。」
っていう、ちょっと不可思議な考え方。

この考え方、実はとても好きなんだ。
だって、それって、こう考えることもできるってこと。

世界は「決まってから存在する」のではなく、「関わることで確定する」。

そんな感覚。
そしてこの感覚は、僕たちが生きている日常や、仕事、商売、人生そのものにも、驚くほどよく似ていると思うんだ。

例えば、同じ出来事が起きても、人によって受け取り方はまったく違う。

ある人は、「もう終わりだ」と感じる。
別の人は、「面白くなってきた」と感じる。
世界が違うわけじゃないよね。

観測している世界が違うだけ。

それなのに、僕たちはつい、「世界には一つの正しい現実がある」と思い込んでしまう。
そして、その「正しそうな現実」を、ニュースやSNSやデータを使って、必死に確認しようとする。

でも実は、その時点で、もう世界はかなり確定してしまっている。

「この業界はもう厳しい」
「これからは価格競争だ」
「人はもう考えない」

そう観測した瞬間。
世界はその通りの顔をして現れてくる。

それとは逆に。

「まだ語られていない価値がある」
「人は体験に反応する」
「面白がる余地は残っている」

そう観測すれば、同じ世界が、違う表情を見せ始める。

これは精神論じゃなく、現場を長く見ていると、本当にそう感じることがたくさんある。
例えば、商品を体験価値に変換する思考。
エクスペリエンス・マーケティングは、まさにそう言うこと。
自分の商品やサービスを、お客さまの「体験」として捉えた瞬間に、新たな価値や希望が見えてくる。

旅館やホテルが、部屋や温泉を売る視点から、お客さまの時間を提供しているんだと気づいた時。
子ども写真館が、豪華な七五三の写真を売ることじゃなく、家族の思い出という未来の宝物を届けていると視点が変わった時。

そんな現場に数限りなく、立ち会ってきた。
だからこのことは、実感として理解できる。

あなたの観測が危険を呼んでいる

「先行き不透明」という言葉は、一見すると、不安をそのまま言語化した便利な表現のようでいて、実はとても危険なんだと思うんだよね。
なぜなら、それは「もう何も選べない」「どうせ分からない」という、思考停止につながってしまうから。

でも、世界が未確定だということは、ある意味、僥倖でもある。
それは、まだ選べる余地があるということだからね。

未来は、どこかに完成形として置かれているものではない。
今この瞬間の、
あなたの姿勢、
あなたの言葉、
あなたの心の状態によって、少しずつ形をとっていく。

だから、世界が不透明なのではないってこと。

世界は、もともと未確定で、流動的で、人の関わりによって姿を変えるもの。
ただ、AIや情報が加速度的に増えたことで、その事実が、はっきり見えるようになっただけなのかもしれない。

その「未確定な世界」を、どう観測し、どう関わり、どう未来を選び取っていくか。

量子論やAIを比喩的に使って、マーケティングや仕事、そして生きかた。
少しずつ掘り下げていくのも面白いなって思っているところ。

先行き不透明な時代。
でも、未確定だからこそ、面白い。

そう思いませんか。

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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