え? 「トラベル」ってそういう意味だったの?
北海道の鶴雅グループの仕事を25年くらいやっているので、観光や旅行のことを自然に勉強してきました。

たとえば、
『トラベル(Travel)』と『ツーリズム(Tourism)』
普段、僕たちも何気なく使っている言葉ですが、意外とその違いって分かりませんよね。
でもね、それぞれの「語源」を調べてみると、これがすごく面白いんですよ。
「トラベル(Travel)」の語源
これは、フランス語の「トラヴァイユ(Travail=労働・苦難)」や、ラテン語の「トレパレ(三本構造の拷問具)」だと言われています。
なぜ、旅行が「拷問」や「苦難」なのでしょうか?
鉄道やインフラが整う前の昔の旅は、命がけの「苦行」そのものでした。
道なき道を歩き、病気や強盗の恐怖に怯え、いつ帰れるかも分からない。
昔のトラベルとは、「多大なリスクと苦労を背負って、それでも行かなければならない目的地へ向かうこと」だったのです。
「ツーリズム(Tourism)」の語源
一方で、「ツーリズム(Tourism)」、あるいは「ツアー(Tour)」の語源はどうでしょうか。こちらの語源は、ラテン語の「Tornus(トルヌス)」、つまり「ろくろ」や「コンパスで描いた円」という意味から来ています。
ここから、イギリスで17〜18世紀に流行した、イギリスの貴族たちが、教養を深めるためにヨーロッパ中を巡って帰ってきた「グランドツアー」がその始まりです。
円の最大の特徴は、「出発した場所に、必ずぐるりと回って戻ってくる」ということです。
つまり、ツーリズムとは、命がけの片道切符の苦行ではなく、「安全と快適さが保証された状態で、非日常の体験や教養を楽しみ、最後は元気に自分の家へ帰ってくる計画的なレジャー」を指す言葉なのです。
ただの移動や苦難だった「トラベル」が、知的好奇心を満たして元気に家へ帰るための「ツーリズム」へと進化したという、旅の歴史があるわけです。
こういうのって、日々のホテル業務をこなすためだけなら、ハッキリ言って「知らなくてもいい、不必要な知識」かもしれません。
でもね、こういう一見ビジネスには関係のない歴史や知識を知っていると、目の前のお客様に提供するサービスの見え方がガラリと変わって、今までよりもちょっと豊かな仕事ができるようになると思うのです。
「旅の歴史を知れば、これからの観光ビジネスが見えてくる!」と僕は思う。
先日のオンラインセミナーでもお話ししましたが、今のAI時代は、正解のロジックや効率的なデータばかりが求められます。
でも、仕事の話しかできない人や、効率一辺倒のビジネスって、ちっとも面白くありませんよね。
AIには決して真似できない人間の魅力や価値というのは、こうした「一見、無駄に思えるノイズ」の中にこそ隠されています。
小説を読んだり、アートに触れたり、旅の語源にワクワクしたりするような遊び心や心の余裕が、あなただけの独自の視点(一次情報)を作り出し、お客様に共感される強力な魅力になっていくんです。
ロジックを越えて、お客様の感情を動かすビジネスをどう作っていくか。
8月4日(火)に僕のエクスマスタジオで開催する「エクスマ・トークセッション」では、こうした一見無駄に見える「教養やノイズ」を、どうやってあなた独自のマーケティングの武器に変えていくか、最新の事例を交えてじっくりとお話しします。
少人数限定のセッションですので、みなさんの業界の状況や「どんな発信をしていけばいいか」を、僕がその場で直接アドバイス(勝手にコンサル)させていただきます。
今日の話を聴いて、効率ばかりを求めるビジネスから一歩抜け出し、自分らしい価値を作りたいと感じた方は、ぜひリアルな僕に会いに来てくださいね。
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藤村 正宏
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