つながりの経済について|今の日本にある製品はクオリティが高い

すごいクオリティの製品があふれている

今日は、塾生さんの会社のコンサルをしました。
ホームセンターに、さまざまな商品を卸している商社「和気産業」さんです。
若い人たちが集まってエクスマ的なプロジェクトをやる。
おもしろいなぁ。

和気産業のエクスマSAT

和気産業のエクスマSAT

「お客さんは、たくさん似たような商品があるなかで、どれを買ってもいい、あるいはどれも買わないという選択肢がありながら、どうしてあなたの商品を買わなければならないのか?」

USPのことですよね。

これは「あなただけの独自の価値」というマーケティングの用語。
「ユニーク・セリング・プロポジション」
自分の会社や自分の製品が持つ独特の価値。
お客さまに選んでもらえるユニークな競合商品とのちがいが主張できる強みのこと。
そういうことです。
マーケティングでも、経営でも、自社のUSPを知ることってとっても大切。

商品やサービスに価値は、ない

でもね、最近よく思うことがあるんだよね。
そもそも商品とかサービスに「価値」はあるのか?
そういうこと。
今の日本にある製品はみんなクオリティが高い。
有史以来、こんなにすごい商品があふてている時代はないと言ってもいいくらいだよね。
ペットボトルのお茶だって、冷蔵庫だって、4KTVだって、みんないい商品だと思う。
だからこそ、差がわからない。
どれを買っても一緒。
だから人々は価格で選ぶようなことになる。
商品やサービスで差を出すのは、かなりハードルが高いってこと。

そんな現代の日本で、選んでもらう、買ってもらうためにはどうしたらいいんだろう?

こらからの時代、会社やお店を選んでもらう理由は「つながり」だと思うんです。
「つながり」がキーワードになってきます。
お客さまは「つながり」で選んでくれる、ということです。
人間は同じものを買うのなら、つながりの深いほうで買います。
同じものを買うのなら、より仲良しの人から買う。
もう見ず知らずの人から、モノを買わない時代になるんじゃないかな。
本気でそう思うくらい。

つながりの経済になったということ。

そして、その「つながり」の中から生まれてくる、信頼だったり、共感だったり、おもしろさだったり、そういったことが「USP」になる。

今はそんな時代なんだと思いつつ、夜はふけていく。

The following two tabs change content below.
アバター画像
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆

現在募集中のセミナーや講座

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

・2026年2月5日(木) 新春エクスマセミナー

日時:2026年2月5日(木)14:00〜
会場:『小劇場 アトリエファンファーレ東池袋』

東京池袋で実施します。リアル開催のみです。もうすぐ募集しますので、今のうちにスケジュールを入れておいてくださいね。先着50名です。

・12月11日(木) 塾生限定映画セミナー『エレメントE』SF映画を観ると AI時代の“人間の未来”が見えてくる

ビジネス書よりも、セミナーよりも、時には映画のほうが人の心を動かす。
特にSFは“未来の鏡”。

この映画セミナーは、作品を語る会ではありません。未来の空気を一緒に吸い直す会です。

・効率化に疲れた人
・AIにモヤモヤしている人
・遊び心を取り戻したい人
・未来がちょっと不安な人

そんな人にぴったりの、小さなリセット時間です。

あなたに会えるのを楽しみにしています!
ここから詳細を見てね。
12/11映画セミナー

 

・藤村正宏のメルマガ

「エクスマ マガジン」<無料>です。

【藤村正宏のメルマガの登録はこちらから】

・講演依頼

オンラインでもリアルでも講演の依頼は大歓迎です。
社内研修、業界団体、勉強会、なんでも気軽に依頼してくださいね。 

【講演依頼はここから】

・エクスマショップ

僕がデザインしたエクスマオリジナルアイテム、Tシャツやパーカーなどを売っています。ここだけでしか買えません。一度見に来てね。

【エクスマショップ】

エクスマ思考マーケティング今を読む雑感
藤村 正宏をフォローする
タイトルとURLをコピーしました