情報格差が広がっている
2010年、1年間に世界に流通した情報量はZB(ゼタバイト)時代に入った。
1ZB(ゼタバイト)というのは、世界中の砂浜の砂粒の数。
以前、そういうことを書きました。
2015年には、その情報量は7ZBになった。
2010年の7倍です。
ものすごい情報量が流通しているわけです。
スマホを持っていてSNSを少しでもやっている人は、以前に比べて、情報量がすごく増えている。
どの情報を取捨選択するのが生活するために重要になっている。
TwitterやLINEのニュース、ニュースアプリ、TV、ラジオ、新聞などの情報。
折り込みチラシやダイレクトメール、ニュースレター。
友人のFacebookやInstagram、Twitterの投稿。
Amazonのおすすめ。
情報が多すぎて、どの情報を見たらいいのかがわからなくなっている。
もちろん、SNSもやらないしスマホも持っていない人もいます。
そういう人たちは、以前のままの情報環境にいるわけです。
Googleの検索もしないし、ネットも見ない人たち。
ものすごい情報が流通しているのさえわからない。
それはそれで、たくさんの人たちがいる。
情報量の格差がどんどん広がっているんです。
アプローチの仕方を変えよう
情報格差が広がっている。
これは環境や生き方のちがいなので、どっちがいいとか、どっちが悪いとかいう問題を言っているではありません。
ネットやスマホを使わないという自由もあるのですから。
でも、ボクたちみたいにビジネスをしている人は、どちらの人たちを相手にするかによって、まったくちがうアプローチになるわけです。
よく広告代理店のプランナーとかが、
「今度の新製品はTV-CMを流して、そして、そこからSNSで拡散しましよう」
なんてことを言い出したりしますが、そんなことはあり得ないということです。
だいたい、TV-CMを見て情報を得ている人はそもそもSNSをやっていなし、SNSを頻繁に使っている人はTV-CMを見ていないか、影響されにくいってこと。
だから、日本には2種類の人がいて、それぞれにちがうアプローチをしなければならないということです。
常日頃からスマホを使い、SNSでコミュニケーションしている人と、まったくスマホも使わず、検索もしない人。
それこそ、まったくアプローチの仕方がちがいます。
ボクのセミナーや塾の場合は、スマホ+SNSの人しか、相手にしていないってこと。
すべてのセミナー集客やエクスマ塾の集客は、ブログです。
ブログをFacebookやTwitterで広めて、それで満員になってしまう。
もし、ニュースレターやチラシ、ダイレクトメールなどの紙の販促物でやっていたら、そもそもコストがかかりすぎるし、スピード感もない。
おかげさまで、ものすごく早く満員になってしまいます。
スマホ+SNSの人たち。
まったくネットに縁がない人たち。
どちらを相手にするか、それはあなたが決めることですが、どちらにも同じことをやっていたら、効果がすごく薄まるってことです。
「今度の新製品はTV-CMを流して、そして、そこからSNSで拡散しましよう」
なんてことはないのですから。
藤村 正宏
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