藤村正宏の思考

エクスマ思考

スマホ時代に「モヤモヤ」を取り戻す、ネガティブ・ケイパビリティとは?

AI時代、人間に残された大切な能力最近、読んだ本「スマホ時代の哲学」<谷川嘉浩:著 ディスカヴァー携書>。とても面白かった。そしてその中で「ああ、これは今の時代にすごく大事だな」と思ったことがあります。それはモヤモヤする力という話です。今の時代って、すぐ答えが出ますよね。スマホで検索すれば、AIに聞けば、ほとんどのことは一瞬で答えが出てくる。便利です。本当に便利。でもね、その便利さの中で、僕たちは一つの力を失いつつあるんじゃないかなと思うんです。それがモヤモヤする力。
エクスマ思考

宇宙船地球号という発想|愚かである勇気はどこから生まれたのか

Stay hungry.Stay foolish.「ハングリーであれ。愚かであれ。」この言葉は、多くの人がスティーブ・ジョブズの言葉だと思っています。でも、正確に言うと、彼のオリジナルではありません。この言葉の源流は、もっと前にあります。バックミンスター・フラーという思想家の世界観から生まれたものです。
AI活用

「ノイズ」「異端」…面白いことは「エッジ(境界線)」から生まれる

面白いアイデアはどうやって生まれるのでしょうか。多くの人はこう思っています。「一人でじっくり考えると、いい発想が生まれる」でも実際は、そうでもありません。人間は一人で考えていると、どうしても同じところをぐるぐる回ってしまいます。過去の経験知識常識自分の価値観その範囲の中でしか思考は動かないからです。だから、一人で考えていても、だいたい似たような結論にたどり着きます。
SNSマーケティング

AIに「正解」を、自分に「愛嬌」を。これからのSNSの遊び方

最近、僕もSNSの発信内容について、AIに相談することがよくあります。彼ら(AI)は本当に優秀です。論理的で、話の破綻もなく、日本語の文章の組み立ても実に見事。僕が「こんなテーマで書いて」と頼めば、数秒で「100点満点の発信案」を提示してくれます。でも、そのまま投稿したりしません。「これ、僕じゃなくても書けるよな」ってこと。完璧すぎる言葉は、誰の心にも刺さらないAIが作る文章は、いわば「優等生の解答」です。誰にでも当てはまるし、誰も傷つけない。けれど、裏を返せば、誰の心にも深く刺さらないということでもある。もし、みんながAIに頼りきって、AIが吐き出したままの文章を投稿し始めたらどうなるか?SNSのタイムラインは、同じような論理、同じような言い回しの、無機質な言葉で埋め尽くされてしまいます。それはまるで、全員が同じお面を被って歩いているような、不気味で退屈な世界になっちゃう。
AI活用

AIは道具ではなくスマホやインターネットのように「インフラ」になる

多くの人が、まだAIを「便利なツール」だと思っています。文章を作るツール。画像を作るツール。調べ物をするツール。これってただのパソコンソフトの延長。でもこれは、AIの本質を完全に誤解しています。AIはツールでは終わりません。もっと大きなものになります。それは――インフラです。
AI活用

AIが賢くなるほど人間はバカでいいとはどういう意味か

「人間はバカでいい」って、多くの人は少し不安になるかもしれない。真面目に努力してきた人ほど、違和感を覚えるかもね。でも、ここで言う「バカ」は、知能が低いという意味じゃない。逆です。そしてこれが、AI時代に最も重要な人間の能力になると思う。
AI活用

AIは未来を決めない。未来を強化するだけ

同じAIを使っているのに、未来がまったく違う方向に進んでいる人たちがいるある人は、「AIのおかげで視界が開けた」と言う。別の人は、「AIを使うほど不安になった」と言う。ツールは同じ。使っている機能も、それほど変わらない。じゃあ、何が違うのか。
AI活用

好奇心を失っていない人には 楽しい毎日

テクノロジーは、相変わらず想像以上のスピードで進化しています。人工知能やロボットが、人の代わりに働いてくれる世界は、もう「未来の話」ではなく、日常になりました。ChatGPTをはじめとするAIの進化を見ていると、これまで「AIには無理だろう」と言われてきた領域にも、静かに入り込んできています。文章を書くこと、企画を考えること、コードを書くこと、表現すること。かつては人間の専売特許だと思われていたことが、少しずつ共有され始めています。でもね。だからといって、怖がる必要はあまりない。モノを考える人にとっては、むしろ、遊び場が広がった。そんな時代になった。
エクスマ思考

店の名前にはその店の「覚悟」が書いてある

ネーミングとは、「これに関しては、自信があります」「ここは、覚悟を持っています」という約束の表明なんですね。名前をつける、という行為は、思っている以上に、重い。商品名・店名・会社名は、メッセージである商品名、店名、会社名。それは単なる記号じゃありません。マーケティングのテクニックでもない。自分たちは、何で勝負するのか何を信じて商いをしているのかその覚悟を、一言で、世の中に差し出す行為です。
AI活用

「バカ化する世界」を生き延びるためには

「この世界は、人を賢くする方向には進んでいないよな」って思っていた。むしろ、考えなくても「分かった気になれる」方向へ、非常に巧妙に設計されているってことじゃないかな。Z世代は、本当に「バカ」になったのか?最近よく耳にするのが、「Z世代の学力低下」「考える力の欠如」という言葉。PISAのスコアは下がり続け、大学では高校や中学レベルの補習が急増しています。本を一冊読み切れない学生も珍しくないそうです。Z世代は、本当にバカになったのだろうか?