正しいことを求めるより、あなたの「主観」や「感情」をないがしろにしないこと

どうやったら人に影響を与えられるのか

「いや〜、やっぱり丸屋の鴨せいろ蕎麦!サイコーに美味いな。鴨せいろ蕎麦の中では、間違いなく日本一だね」

僕が何度もポストしている、丸屋の鴨せいろの話。
こんなことを書くと、蕎麦にうるさい人は、いろいろと言ってくるかもしれないし、そんなことない、俺はもっと美味しいところ知っている。
なんて、対抗してくる人もいるかもしれない。

そんな外野の話はどーでもいいんだ。

僕が「日本一うまいと思う」って言ってるけど、あれって別に基準があるわけじゃないしね。
誰かが決めたランキングでもないし、客観的な評価でもない。
ただ、僕がそう思っているだけ。
完全に主観なんだよね。
でもさ、この「主観」が大事なんだと思う。

もしこれを、「評価が高くて、味のバランスがよくて〜」みたいに、きれいに説明したらどうなると思う?
たぶん、誰も動かない。

でも、「日本一うまいと思う」って言われると、ちょっと気になる。
なんでそんなに言うの?って。これが違いなんだよね。

正しさじゃなくて、その人の感じ方が動かしている。

今の時代って、ちゃんとした情報はいくらでもある。AIでも出てくるし、本にも書いてあるし、ネットを見れば山ほどある。
だからこそ、「ちゃんとしたこと」では、人は動かない。

じゃあ何で動くのか。

それは、誰の「価値観」か、なんだよね。
僕の価値観に触れたい人は、「僕が日本一だと思っている」ということを、そのまま受け取る。
そして、それがその人にとっての基準になる。だから、ちょっと行ってみようかなってなる。

これ、すごく面白いことだと思わない?
客観じゃなくて、主観が基準になっている。

つまり、人が動くのは、情報じゃない。その人の感じ方なんだよね。

だから大事なのは、自分の言葉で話すこと。うまく言おうとしなくていいし、きれいにまとめなくていい。
自分がどう感じたのか。

そこの感情をちゃんと出す。
それだけで、伝わり方はまったく変わる。

もうひとつ大事なのは、ちゃんと好きなことを語ること。なんとなくいい、じゃ弱い。好きとか、これいいとか、そういう「熱」があるものじゃないと伝わらない。

けっきょく、影響力ってテクニックじゃない。

どう感じているか。
何が好きなのか。
何に心が動いているのか。

そこがすべてなんだと思う。

だから、無理に誰かを動かそうとしなくていい。自分の価値観を、そのまま出していく。それに触れたい人が、自然と集まってくる。
そして、その中の誰かが、ちょっと動く。それで十分なんだよね。

 

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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