ロボットという言葉は1920年に生まれた|AIは恋をするのか?

AIは人を愛することができるか?

今日は一日新春セミナーのことを考えていました。
AI(人工知能)と人間の関わり。
AIは恋をするのか。AIは人を愛することができるのか。
そんなことです。

人工知能が劇的に進化し、人間と見分けがつかないくらいの精度になって、まるで心を持っているかのように振る舞う。
そんな時代も、そんなに遠くないんじゃないかな。
でも心が芽生える、感情が芽生えることがあるのでしょうか。

人間と同じ反応をすることはできると思う。
例えば綺麗な夕日を見て、感動の涙を流す。
それは感情というより、「美しい風景を見たら感動して時には涙を流す」というプログラムがされているから。
面白いお笑いを見て、笑ったりする。
怒りや悲しみや喜び、愛することも表現します。
それはできるとする。

そこで考えてみた。
もし付き合っている恋人が、AI搭載のロボットだったらどうだろう。
見た目は全く人間と変わらないで、感情の表現も優しさも持ち合わせている。
最初は人間だと思っていて、途中でAIだとわかったら、あなたはどうしますか?

ロボットという言葉の誕生

今では世界中で使われている「ロボット」という言葉。
最初に世の中に現れたのは、1920年だった。
この言葉を誕生させたのは、科学者でも、研究者でもなく、ひとりの作家でした。
チェコスロバキアの作家カレル・チャペック。

ロボットという言葉はチェコ語

人間が人間と同じ能力を持った人造人間を作り出し、人間がやらなくてもいい労働を、この人造人間にやらせようする工場が舞台の戯曲です。
そのために社会にさまざまな変化が起きる。
労働組合がロボット導入に反対したり、導入が遅れた会社が倒産したり、まるで今起きていることを描いているような内容です。
そのうちロボットたちは意思を持ち出し、人間に対して反乱を起こし、滅ぼそうとします。
ネタバレするので結果は書きませんが、読んでいるうちに、人間って何だろう、人間の存在意義は何だろう、労働って何だろう、そんなことを考えてしまうSF。
映画のターミネーターもブレードランナーも、このチャペックの戯曲がなかったら、生まれていないかもしれない。

この会社の名前が「R・U・R」ーロッスム・ユニヴァーサル・ロボット社。
ロボットという言葉はチェコ語の「賦役」が元になっています。
賦役というのは近代以前、ヨーロッパで、領主から食べ物や服を与えられ、それの代わりに領主の農場で働くことを意味する言葉。
金銭的な報酬をもらわず最低限の生活だけの人たちがたくさんいたんです。
「ロボット」とはそういう意味だった。

この戯曲の中で会社の社長、ドミンが言うセリフがあります。

「そうなります。ええ、10年もしないうちにロッスム・ユニヴァーサル・ロボットが、小麦でも、布地でも、何もかもうんと作り出すので、そう、物にはもう値段がなくなるのです。そのときは誰でも必要なだけ取りなさいということになる。貧困もなくなります。そうです、仕事もなくなります。でもその後ではもう労働というものがなくなるのです。何もかも生きた機械がやってくれます。人間は好きなことだけをするのです。自分を完成させるためにのみ生きるのです。」

今から100年前に書かれたものとは思えない先見性です。
でもこの戯曲では、その予想が裏切られ、ロボットが反乱を起こす。
そんな内容です。

いずれAIが進化すると、ボクたち人間は「人間とは何か?」という問題に向き合わざるを得なくなる時がくる。
その時、人間の人間たる証というのは、何だろう。
人間が生きるというのはどういうことなのだろう。
ボクたちはどこから来て、どこへ行くのだろう。
ボクたちの未来は明るいのか、暗いのか、シンギュラリティは本当に来るのか。

そんなことを思った日曜日です。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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